メンバー 岩下 誠 Makoto Iwashita アナリスト

企業に適した「これから」の戦略を、「今、ここから」一緒に考えます

明確なゴールを持たずに、決め打ちのマーケティング施策を講じても、ビジネスの課題解決にいたらぬことがしばしばあります。デジタルを活用した適切なマーケティングを行うには、まず背景と置かれた状況を的確に捉え、本質的な課題を特定し、課題と施策の相性を照らし合わせる必要があるからです。

たとえばWebサイトの集客を改善するなら、獲得したいユーザーの嗜好、属性、目的からデータ分析、目標設定までのセグメントやストーリー、ユーザー行動などの観点から根本となる課題を見つけ、必要に応じてコンバージョン最適化、SEO、リスティング…の改善策を選び、実行することが重要です。場合によっては、初心に返り、コミュニケーションの基盤づくりから始めなければならないこともあるかもしれません。

最近は、マーケティング体制面のご相談を頂くことも増えており、中には、デジタルマーケティング戦略に舵取りはしたものの、うまく機能していないというケースも散見します。ツールを導入するだけでなく、顧客リサーチから定量的に可視化できるデジタルツールを導入、運用を設計するところまで一気通貫で対応できないかとの問い合わせも頻出しております。

ここ数年の災禍で、デジタルマーケティング戦略は顧客の生活に入り込み、マーケティングそのものがライフスタイルと一体化する新たな時代へ突入しました。一方で解決すべき問題は多様さを増し、幅広い知見が様々な場面で求められています。しかし時の流れとは無関係に、イントリックスが目指すのは、クライアントのビジネスの成功です。そのため、クライアントと一丸となって、成功までの道のりを、共に走り続けたいと思います。

私について

靴を磨きなさい、そして自分を磨きなさい

オルガ・ベルルッティ女史は、「靴を磨きなさい、そして自分を磨きなさい」と話したそうですが…私が靴磨きを始めたのは、幼稚園の頃。父の靴の輝きに魅了されたことがきっかけでした。とても不思議な輝きだったと記憶に残っています。あれから数十年、おぼつかなかった私の磨き方も、日々試行錯誤を重ねるうちに、鏡面仕上げができるまでに成長しました。靴を磨く行為は、靴を永く愛用するためでもあり、自分自身の内面をブラッシュアップさせるためでもあるなどと高尚な話をされる方もいます。しかし私の場合、茶道の理路整然としたお点前に近い感覚、いわば無心へと誘ってくれる数少ない「密かな愉しみ」なのです。

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