イントリックス株式会社

創業8年目を迎えて ~イントリックスのこれまで、そしてこれから~

デジタルマーケティングを俯瞰的に考え尽くしたサービスを提供するイントリックスも、今年で創業8年目。「アピール下手」を払しょくするべく、代表の気賀が、イントリックスのこれまでとこれからについて語ります!

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2009年8月に生まれたイントリックス。社内では先月7周年を祝いました。つまり今期は、創業8年目。ここまで支えてくださった、お客様をはじめとする多くの皆様に、この場を借りて深く感謝を申し上げます。

すこし前、あるお客様に「イントリックスは良いもの持っているのに、アピールが下手くそだよね」と言われました。本気半分、冗談半分で、「それは日本のBtoB企業そのもの。だから、お客様のことがわかるんです!」とお返ししたものの、もちろん本当の気持ちは、「イントリックスの良さをもっと広く知ってほしい、、、」。

そこでこれを機に、「BtoB企業のデジタル活用支援」を追及してきたイントリックスのこれまでとこれから目指す姿について、お話ししてみたいと思います。

これまでのイントリックス ~デジタルの可能性を体感するためのサイト群プロジェクト~

これまで実施してきた中で最も多いプロジェクト(PJ)は、グローバルWebサイト群のリニューアルです。個々のサイトの改善にとどめず、世界で100~200におよぶWebサイトを、全体・長期視点でサイト群として整備すること。今までにない、デジタルゆえの特徴を考え抜くことになるPJの本質は、グループ全体でデジタルを使いこなせるようになるための地ならしです。本社および世界各国のWeb、マーケティング、IT担当やマネジメントの意見のぶつけ合いをサポートすることで、お客様が会社全体でデジタルの可能性に気付くためのお手伝いをしてきました。

サイト群PJでは、会社そのものをアピールするコーポレートコミュニケーション(CC)と商品を売るためのマーケティングコミュニケーション(MC)の両方に取り組まねばなりません。デジタル活用に関するワンストップのサービス提供を心掛けてきたイントリックスは、数々のCC・MCテーマに取り組んできました。

CCでは個々の製品を離れ、会社の抱く思いやその実現のための取り組みなど、会社自身を表現することが必要です。紙媒体や展示施設、ヒアリングなどで社内をくまなく探しまわってコンテンツの棚卸しをすると、どの会社でも必ず、Webにはまだ掲載されていない、魅力あふれるストーリーに出会えました。そして、こんなことも伝えられていないのかと愕然とするとともに、日本のBtoB企業の知られざる底力を実感するのでした。

MC領域では、商材の特性や業界内のポジション、事業の多角性、企業規模などによって、Webの使い方が変わります。創業時は機械・精密機器・重電のお手伝いが多かったのですが、今では電子部品、機械部品、素材、IT、商社へと、BtoBの主要な業種は全てカバーするようになりました。変わったところでは、公共機関やベンチャーをご支援する機会も。7年の間に経験が大きく広がりました。

BtoBにもっとクリエイティブを持ち込むことも、強く意識してきたテーマです。BtoCに比べてコミュニケーション予算の限られているBtoBでは、クリエイティブの追及にも限度がありましたが、デジタルの登場でその制約は小さくなりました。製品のユニークな特徴や機能美、開発ストーリー、無言で語る現場など、BtoB企業はクリエイティブ素材の宝庫。イントリックスのメンバーは、ある時は探検家として世に知られていない価値を探しまわり、またある時は芸術家として最適なデジタル表現を追求することに、大きなやりがいを感じています。

≪関連サービス≫
・グローバルWeb戦略立案
・グローバルWeb設計・展開
・コンテンツ棚卸

≪イントリックスのクリエイティブの一端を示す記事はこちらから≫
脱・ありもの!「BtoB企業サイトに 撮り下ろし写真が必要なワケ」~デザイナーが語る写真撮影の重要性~

イントリックスのスタイルは「急がば回れ」

デジタルの世界では、次々に新しい概念やツールが登場します。しかしイントリックスはそうした流行には距離を置き、冷静な理解に努めます。お客様がデジタルを使い倒せるようになるために必要なのは流行ではなく、お客様の身の丈にあった解決策を、地道に積み上げていくことだと考えるからです。

デジタルを使い倒すとは、社内の特定のWeb担当者ではなく、全ての部署が“自在”に使いこなせるようになった状態。そうなった時にはじめて、Webを自社メディアと呼べるのではないでしょうか。しかし、本当にそうなるには時間がかかるのです。

デジタルは日進月歩なので、とかくスピードが重要と言われますが、やって良い背伸びとやるべきでない背伸びは、しっかり区別すべきです。急ぎすぎて頓挫するくらいなら(失敗から得るモノもあるので、一概に否定はしませんが)、はじめから長期スタンスで臨むべきなのです。イントリックスのスタンスは、「急がば回れ」。フェーズごとにお客様の身の丈にあったお手伝いをすることが、結局はデジタル活用のあるべき姿に最速・確実に近づく最善のアプローチだと思うのです。

8年目のイントリックス ~3つの重点サービス~

私たちは、今後もBtoB企業にフォーカスし続けます。その中でも特に相談の増えている提案依頼書(RFP)作成・ベンダー選定支援と、業務アプリケーションユーザーインターフェース(UI)改善、そして撮影サービスの3つは8年目の重点分野と位置付け、強化を図っていきます。

Webサイト制作ではRFPが軽視されがちでしたが、PJの大型化に伴い、状況は変わりつつあります。簡素なRFPでは解釈に幅が出すぎるし、テーマの重心によって声をかけるべきベンダーが全く異なるので、その選定が難しくなってきているのです。RFPには、Webサイトが誰に対してどんな情報を伝えるつもりなのかという記載が不可欠であり、それは当社が得意とするWeb戦略そのものです。また、イントリックスが、Web制作ベンダーとしてRFPを受け取る機会も少なくありません。そうした経験を豊富に持つイントリックスだからこそ、ベンダーに的を射た提案をしてもらえるRFPの作成ができるのです。

業務UIへの問い合わせが増えているのは、UIがアプリの利用度に直結することが広く認識されるようになった結果でしょう。WebサイトやBtoCのアプリに比べて、優れたUIの導入が大幅に遅れている業務アプリの世界は、まさにUI未開の地。しかしWebサイトよりも業務アプリの方が、効果も想定しやすいので、PJ化しやすいはずなのです。私たちは、業務UI改善でも先頭を走り続けられる様、体制の拡充を進めています。

そして撮影サービスも強化します。BtoB企業の秘めた力を視覚的に訴えるには、映像や画像が不可欠です。しかし、BtoCほど撮影を行なってこなかったため、写真素材が大幅に不足しています。現場や人が持つ迫力、思い、そして製品の機能美を切り取ることは、BtoCに比べて遅れていたBtoBのクリエイティブを、大きく進化させるはずです。

≪関連サービス≫
・RFP作成・ベンダー選定支援
・業務アプリケーションUI改善

その先のイントリックス ~2つの新しいアプローチ~

当社のミッションは、「日本のINDUSTRYをINTERNETでINNOVATEする」。現在の中心であるWebコンサル・制作は、お客様に合った解決策を示すオーダーメード型のサービスですが、ミッションの実現には、お客様の選択肢を増やす意味で、二つの新しいアプローチが必要と考えています。

一つはソフトウェア。BtoB企業のWebサイトには、製品検索のように、ソフト化できる汎用機能が沢山あります。当然、ゼロから開発するよりも安く導入できます。ちなみに製品検索機能は、すでにセミカスタマイズソフトウェアとして販売しており、ニコン様などで導入いただいていますが、そのラインナップや機能は、今後さらに拡充していくつもりです。

≪関連サービス≫
・製品選択ナビ

そして、BtoB業界により広範な貢献が出来ると考えるのがポータル運営。BtoBの世界は本当に広く、適切な技術や製品・サービスをタイムリーに探すことが難しいため、検索やマッチングには強いニーズがあります。開発・生産・販売における困りごとへのアドバイスにも需要があります。中古やレンタルの市場もありますし、シェアリングエコノミーの機会もありそうです。まだ社内ワーキンググループで検討をしている段階ですが、そう遠くないうちに、まず分析・計測機器に特化したBtoBポータルを立ち上げたいと考えています。

あらゆるテーマをカバーできる三位一体の強み

本稿を書いている私のそばでは今、キービジュアル撮影チームがロケハンやモデルの検討をしています。別室では、違うお客様の分権型グローバルサイト群のドメイン体系とサーバーインフラのあり方について、議論が続いています。明日は、別のお客様のサイト群リニューアルプロジェクトのキックオフ。こちらは中央集権型です。営業面では今週、二つのご相談をいただきました。一つは、重厚長大企業のブランド企画部門によるデジタルブランディングのあり方検討。もう一つは、機械メーカーの日米システムプラットフォーム統合の支援。どちらも当社の知見が活かせそうなテーマです。

この様に、両極端の異なるテーマを一つ屋根の下で扱っているのがイントリックスの日常です。

当社はひたすら、BtoBのデジタルマーケティングを俯瞰的に考えることにこだわってきました。そのことが、戦略と制作とシステムという、デジタルマーケティングに不可欠テーマが同居する三位一体という環境を生み出しました。

それぞれのメンバーは異なる視点を持ち、使う言葉の定義にもずれのあることが多いので、意見の融合は簡単ではありません。しかし、ぶつかることがしょっちゅうあっても、互いがいなければ、優れたデジタルマーケティングは実現できないことを痛感している私たちは、最後には必ず着地点を見出してきました。

戦略、制作、システム。

もし、3つのうち一つでも欠けることがあるならば、イントリックスに存在価値はありません。しかし決してそうなることもありません。7年の試行錯誤を経て、簡単にはまねの出来ない三位の融合が実現しつつあることに、メンバー全員が強い自信を持っているからです。

と言っても理想の実現には、まだやるべきことが沢山あることも事実。私たちの誇る三位一体が、これからどんな進化を遂げていくのか、どうぞご期待ください。

書いた人

気賀 崇

代表取締役社長

日本企業の底力を必要とする企業はまだまだ世界中にいる。
それを表現できるメディアはWebサイトであると、強く確信しています。

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