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ブログ執筆時に必要なSEOの視点

マーケティング
中井 志保
イントリックスの広報ブログ、ゆるやか広報班(仮)で多くの記事を執筆する著者が企業ブログを通してSEOを学び、いろいろ実践してみました。その一部をご紹介!

SEOとは「検索エンジン最適化」のこと。GoogleやYahoo!などの検索サイトで上位に表示させるように対策を施すことです。このSEOという言葉、聞いたことがあっても実際に何をすればいいのかわからない!なんて人も多いのではないでしょうか。

私はそんな一人でしたが、調べていくうちに、SEOを考えることそのものよりも、文章の書き方の基本を守ることがSEOへの一番の近道ではないのかな?と思いました。広報ブログを検索上位にするには、SEOとして何が必要か、執筆前、執筆中、執筆後にわけて考えてみたいと思います。

ブログは執筆前が肝。

「その文章の中でいったい何を伝えたいのか」を考え、そこからどのような文章構造で書くのか構想を練り書いていくことは、SEOを意識して書くブログも、普通に書く文章も同じだと思います。

企業ブログ、広報ブログで一番大事なのはやはり会社のターゲットユーザーに読んでもらうこと。そのためには執筆前、準備段階ではターゲットユーザーと検索キーワードをよく検討しておくことが大切です。

ターゲットユーザーという概念はマーケティングにおいて基本のキですが、コンテンツマーケティングを意識していない限り、ブログを書くときにこれを真剣に考えることはあまりないかもしれません。というのも、そもそもブログは自分の書きたいことを書く場合が多いからです。

しかし、「一体誰に対して、その情報を提供したいのか」は実は文章の軸となります。ターゲットユーザーを決めているとその記事は限定的な読者に対して書くことになりますが、それだけ読者のツボに刺さる確率が高くなります。

具体例として以前私が執筆したランチブログを例にターゲットユーザーの設定と検索キーワードの設定をどのように行ったか、ご紹介したいと思います。

>> 御殿山トラストタワー周辺のランチスポット

※ちなみに
GoogleはURLをアンスコでつなぐよりハイフンでつなぐことを推奨しています。
(Google Search Consoleのヘルプを参照)

 ~/intrix_favorite_restaurants_for_lunch/
 ~/intrix-favorite-restaurants-for-lunch/

ランチブログでは上段の書き方をしてしまっている私。アンスコ使っちゃった…と落胆しましたが、安易に変えるとせっかくブックマークとかしてくれた人がアクセスしたときにリンク切れになるので、このままにすることにしました。

ターゲットユーザーの設定は今Webにあるいろいろなブログを把握してから

そもそも御殿山トラストタワー周辺のランチについて調べる人はどんな人だろう?と考えてみました。

私のように品川・北品川・五反田周辺で働いている人、クライアントとの打ち合わせに来た人、お隣の東京マリオットホテルに宿泊している人、品川教会附属幼稚園に通っている子供の保護者、原美術館に来た人、など、さまざまな人がこのあたりのランチを探すのではないか、と考えました。

そして、これらの情報をセグメントし人数と属性の2軸に分けてポジショニングマップにして考えてみました。

ランチブログのターゲットユーザー

もともと、ランチスポットの記事を書くきっかけとなったのが、「イントリックスに来た時、どこでランチすればいいのか迷います…」なんていうお客さまの声だったので、御殿山トラストタワーまたはその周辺でランチしたい会社員の人。特に、3名以上でランチに行く人たちをターゲットとしました。

検索キーワードの設定

ターゲットユーザーを決めるときに同時に考えたいのが検索キーワードです。

口コミやSNSで教えられる場合以外はGoogle等で検索されてそのブログにたどり着く確率が高いので、どんな人がどんな言葉で検索するのかを考える必要があります。

インターネットで情報収集する際、ユーザーは

  1. わからない
  2. 知っている言葉で検索してみる
  3. 上から順に気になったWebサイトを読んでみる

というステップでわからないことを解決しようとします。

ユーザーがどんな言葉で検索しそうか、自分がターゲットユーザーの気持ちになって考え、あらかじめ検索キーワードを予測することが必要です。

ランチブログの場合、会社員の人がランチを決めるときにどんな言葉で調べるかな?と考え、検索キーワードを考えてみました。

  • 北品川 ランチ
  • 御殿山トラストタワー ランチ
  • 御殿山 ランチ

また、特定の単語がどんな言葉と一緒によく検索されているのかをリストで見ることができるサイトもあります。検索してみて、よく使われる単語を知ることで実際のユーザーの行動や思考との乖離をなくすことができるかもしれません。

Good Keywordでの北品川検索結果

Good Keywordで「北品川」と検索してみました(ちなみに「もんもん」は安くておいしい焼肉屋さんです)

執筆時に一番気をつけたいこと

メリットを先に述べる主題文を書く

SEOといえば、「関連リンクをたくさん貼れ」やら、「meta情報をちゃんと書け」やら、「サイトスピードを速くしろ」やら、「モバイルフレンドリー対応は必須」など、テクニカルなことを聞くことが多いと思います。

しかし、私が一番大事だと思うのは、冒頭で「私はこれから○○について書きます。」とその記事で一番言いたいこと、主題文を導入の最後の行に書くことです。相手にこの記事を読んで何を得ることができるのかをあらかじめ提示することでその後のコンテンツがより深く理解できるといわれています。

先ほど具体例としてあげたランチブログですが、その記事では主題文はこのように書きました。

主題文とは

ここが主題文を書くところ!

ランチブログは紹介記事なのでシンプルに書きました。そしてこの記事の推しポイントはズバリ、「御殿山トラストタワーにあるイントリックスの社員が実際に足を運んで食べている」という点です。実際に行っていることで得られた情報をこれから話しますよ!ということを明確にしました。

また、主題文がSEOにも大事だと思ったのにはもうひとつ理由があります。検索エンジンは人と全く同じようにWebサイトを読むわけではなく、画面に表示されているものの元となるソースコードを上から下に読んでいるからです。HTMLやCSSといったマークアップ言語で書かれたソースコードを読んでいます。

検索エンジンの特性を踏まえると、コンテンツの上部でユーザーにとって有益になりそうな情報や情報自体の価値が高いものを書くことは、ユーザーのためにも、SEOのためにもなりそうなことではないでしょうか。

上の方にわかりやすく、ということに関してはWeb業界、デジマ担当ならおなじみのWeb担フォーラムでも面白い記事がありました!

グーグル「上位表示したいコンテンツをタブで隠すのはNG、評価が下がるから」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/11/27/21590

人間だけじゃなく検索エンジンにとっての読みやすさも意識する

記事冒頭で惹きつけることができるシンプルな主題文を書くことも大事ですが、中身ももちろん大事です。

そして、それは読者にとっても検索エンジンにとっても読みやすいものでなくてはなりません。

ブログを含めWebサイトはHTMLなどのマークアップ言語で記述されており、表からは見えない部分もシンプルかつ抜け漏れのないように書くことが大切です。

具体的には、検索エンジンがわかるようにmetaタグの記述、画像のaltを入れたり、hタグで大見出し、小見出しと分けると検索エンジンにとってもわかりやすくなると思います。

altタグ

複数のキーワードを入れたり、100文字以上など必要以上に長く書くことは避け、どんな画像なのかシンプルに説明したものが良いでしょう。

ランチブログのこの写真ではシンプルに「ロビンソンクルーソーカレーハウスのお店の入り口」としました。

ランチブログでのaltタグ記述方法

meta description

検索したときに自然と目に入る文章、それがメタディスクリプション。一番工夫しがいがあるのではないでしょうか。ユーザーは検索した後にたくさんのサイトをザッと見て、これ、いい情報ありそうだなと惹かれたサイトやブログを読みたくなるので、効果があるのではないでしょうか。

ディスクリプションの位置

meta descriptionは検索したときに出てくるこの部分!

ちなみにランチブログのmeta descriptionは何回も書きかえて、自分がユーザーになった時に読みたくなる言葉を入れるようにしました。

穴場スポットがいっぱいある北品川、御殿山周辺。定食にまぐろ丼、天ぷら、パスタ、カレーの名店におしゃれなカフェまで。人数が多くても入りやすいランチスポットを紹介いたします。

このディスクリプションのポイント!?

  • 「穴場スポット」など、読みたくなる言葉を使う
  • 少しだけ中身に触れる
  • 「人数が多くても入りやすい」とターゲットに向けた言葉を使う

※ちなみにmeta descriptionと合わせてよく出てくるmeta keywordですが、2016年12月現在、Googleの検索エンジンはこれを見ていないといわれています。ただし、いつ変更になるか、わからないので、一応入れておくほうがいいでしょう

ブログは書いた後も大事!

ブログはWebサイトと同様、書いた後も更新し、試行錯誤の改良を重ねないと、どんどん新しいものや改善されたサイトに埋もれてしまいます。

上位になるために、まず検索結果で何位に表示されるのかを知ること。検索順位が何位なのか定期的に観測しながら、努力を重ね、試行錯誤する必要があります。

そこでお勧めなのが、GRCというツール。

>> 検索順位チェックツールGRC

Google Yahoo! Bingという主要な検索エンジンで何位になっているのかを計測、記録することができます。

GRCのスクリーンショット

12/12に計測すると、狙っていたキーワードである「御殿山トラストタワー ランチ」で1位に!

GRCのほかにも欠かせないのが、Google AnalyticsSearch Consoleです。両方使い方によっては役に立つツールですが、使い始め初日からガンガン使えるツールというより、事前準備をしたり、いろいろ調べながらとりあえず毎日使ってみることで、だんだん慣れて、見方もわかってくるツールだと思います。

まずは、

    • 実際に読者がどんな言葉で検索して広報ブログに来てくれたのか
    • どのSNS経由か

 

などをチェックしましょう。

どんな検索キーワードで実際に来ているかがわかったら、その言葉をより優先的に使うように、ブログ記事を修正すると良いでしょう。

また、実際に検索してみて、他にどんな企業ブログや広報ブログがあるかも見てみるとよいかもしれません。

さいごに

今回、執筆者という観点から、SEOを考えながらより多くの人に読んでもらえる記事を書くときに何ができるか?という点をまとめてみました。主題文を明確に書いてシンプルな構造を維持し、HTMLなどマークアップの基礎を守ると良いのではないか?と考えています。また、インターネットという常に新しいものが出たり、古いものも更新し続けることができる世界。書いたブログを上位にするには検索順位をチェックし、工夫を重ねること、そして、評価している検索エンジンにとっても読みやすいサイトとすることが大切です。広報ブログ執筆について書きましたが、Webサイトの1ページ1ページにフォーカスしても同じことが言えるかもしれません。

なんとなくはわかったけど、やっぱりSEOってわからない!という場合はプロに任せてしまうのも手です。

>>イントリックスのSEO・SEM対策
https://www.intrix.co.jp/services/lineups/seo_sem.html

アクセス解析も面倒くさい、やってみたけどわからない!となる人も多いかと思います。こちらもプロに任せることができますよ。

>>イントリックスのアクセス解析サービス
https://www.intrix.co.jp/services/lineups/measurement.html