BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

先輩プロジェクトマネージャーに学ぶ。
リアルな対処法満載の社内講座のご紹介

イントリックスのこと
坂本 勝
社内で行われたプロジェクトマネジメント講座の様子をご紹介します!プロセス論に終始した世間によくあるタテマエの講座とは一味違う、ホンネとリアルが満載。システム、戦略、Web制作の3つの部門からそれぞれの立場で参加したメンバー達が、濃厚な学びの時間を過ごしました。

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イントリックスでは、メンバーのスキルアップのため、定期的に様々な社内研修を行っています。その一環として行われたのが、PM(プロジェクトマネージャー)講座。

戦略からWebサイト制作、そしてシステム構築まで、企業のデジタル活用を一気通貫で支援するイントリックスでPMを務めるには、どんな知識や心構えが必要か。百戦練磨の社内のPMたちが、PM未経験ないしは経験の浅いメンバーたちに、講義やワークショップを駆使して、徹底伝授しました。

プロセス論に終始した世間によくあるタテマエのPM講座ではない、ホンネとリアルが満載の社内講座。システム、戦略、Web制作の3つの部門からそれぞれの立場で参加したメンバー達、濃厚な学びの時間。今回は、そんなPM講座の雰囲気と、内容の一部をお伝えします!

基礎・心構え:プロジェクトとは?そのマネジメントとは?

そもそもプロジェクト(PJ)とは何か、その成功とは何か。タスクとは、ゴールとは。

普段何気なく使っているそんな言葉。しかし、その意味は、人によってバラバラであることも少なくありません。PM講座は、講義を通じた基本認識の共有からはじまりました。

印象的だったのは、PJ成功の意義です。機械的な工数やコストの管理だけではなく、クライアントの主観的な喜びや、次のプロジェクトへの橋渡しなどの長期視点、そしてメンバーの達成感と成長も要求されます。様々に波及するPM業務の大変さと面白さを、改めて垣間見る思いでした。

その後、PJを推進していくうえでのポイントについての解説が加えられ、まとめとして「プロジェクトマネジメント5か条」が示されて、講義は一旦終了。講義後も、代表気賀を交えた質疑応答や活発なディスカッションが行われました。

(参考)プロジェクトマネジメント5か条
  • 常に三ヶ月先のイメージを持ち、逆算しながら動く
  • クライアントの言葉を無考えに受け入れない
  • 人まかせにせず、決める意志を持って自分で考える
  • クライアントの関心事の強弱を捉える
  • 何かあったら抱え込まずに早めに相談する

 戦略PJ編:クライアントの期待値把握と仮説思考

最終報告書こそ提出するにせよ、Webサイト制作のような具体的な成果物に乏しい戦略PJ。では何をもってゴールと考えるのか。

それは、クライアントの満足・喜び・前進感という、目に見えないもの。「一番大切なものは目に見えない」というと、星の王子様のような話です。

しかし、クライアントが戦略PJに期待するのは、キレイごとが書かれた紙ではなく、もやもやした課題意識や、やるべきことが明確化されることと、それが腹落ちして具体的に動き出せること。

そこで重要なのは、クライアントの興味関心やその期待値を常に意識して動くこと。毎回のミーティングなどの機会を通じて、表面的な言葉の裏に隠された本当の気持ちを察したり、様々な迷いや戸惑いに対して方向性を示したりすることなどの重要性が語られました。

加えて大切なこととして指摘されたのが、仮説思考です。

戦略PJで行う調査やアクセス解析は、やろうと思えば際限なく掘り下げることができます。しかし、人や時間のリソースは有限。戦略の仮説を立て、その肉付けをするための材料を集めるという方針で臨むべきとの教えでした。もちろん、調査やミーティングで仮説と異なる事実が判明すれば、柔軟に仮説を変えていくことは、言うまでもありません。

理想的なのは、戦略PJの最初のミーティングで、最終報告書の提言仮説ができていること。

聞いた瞬間は、正直、「そんな馬鹿な・・・」と思いました。ただ、仮説作りのワークショップを重ねていくうちに、PJが始まる前のクライアントとの僅かなやりとりや、クライアントやその競合企業のWebサイトの情報を通じて、それなりの仮説を立てられることが徐々に分かってきました。こうして、仮説思考への理解を深めることができました。

Web制作PJ編:大切なのはチームビルディング

制作PJでは、どちらかというと、専門知識が何より大事と考えがちです。しかし、最も重要なことは、専門知識ではなく(もちろん知識は必要です!)、むしろチームビルディングだという教え。戦略PJと違って制作PJは長期に渡ることに加え、PMの他に、

・ディレクター
・インフォーメーションアーキテクト(IA)
・デザイナー
・フロントエンドエンジニア(FEE)
・システムエンジニア

など、様々な専門領域を持ち、かつ関心が異なる人々の協調が必要です。したがって、制作PJでは、チームメンバーそれぞれに、目的を共有して実力を発揮してもらうことが最大の課題になるとのこと、確かにそのとおり。

制作PJ編のワークショップの一つが、架空のWeb制作PJに基づき、社内の実際のメンバーをアサインしての体制図作成でした。Web制作における役割が網羅されているか否かなど組織の合理性はもちろん、そのメンバーを敢えて選んだ理由などにも講師から突っ込みが入ります。自分のできること、できないことをしっかり理解しておくことに加え、社内の人々のスキルや嗜好、パーソナリティを良く知ることの大切さをしみじみと感じました。

その他、ゴール設定やリスク管理、品質管理、クライアントコミュニケーションなど、PJで注意する要点について解説。特にクライアントコミュニケーションでは、「急なスコープ追加」や「担当者変更+決定事項の変更」など、PJでよくある事態について、各自のロールプレイを通じて学びました。

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感想

PM講座では、実際のPJを素材にしつつ、巷によくあるPMの勉強会では到底聞くことのできない、生々しく、かつ濃い内容を学ぶことができました。

また、講義やワークショップにおけるPJに関する知識の伝達はもちろん、バックグラウンドや専門の異なる、社内のメンバーそれぞれの考え方や立場を知ることができたのが、最大の収穫でした。それは、自分がPMとしてふるまうときも、また、メンバーとしてPJに加わった際にPMの気持ちを先回りして動くときにも、役に立つことでしょう。

PM講座を経て、一回り成長した(はずの)イントリックスメンバー。さらなる活躍にご期待ください!

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