「グローバル企業のWeb活用 ‐先進事例に見る活用の実際と展望‐」セミナーレポート

レポート公開日 2012年5月18日 金曜日

3月9日(金)にBtoB企業向けセミナーでモデレーターを務めました

去る2012年3月9日(金)に社団法人 日本産業広告協会主催のセミナー「グローバル企業のWeb活用 ‐先進事例に見る活用の実際と展望‐」が、日刊工業新聞社B1Fセミナー会場(人形町)で開催されました。

本セミナーのパネルディスカッション「BtoBWeb活用の実際と課題」では、パネリストに稲富滋 氏(日本アイ・ビー・エム)・森下一成 氏(日立建機)を迎え、代表取締役社長 気賀崇がモデレーターとして参加いたしました。

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。遅ればせながら簡単なレポートをお届けいたします。

第1部:セミナー講師・日本アイ・ビー・エム株式会社 マーケティング&コミュニケーション 稲富滋 様

「グローバルBtoB企業のWeb活用」

  • IBMにおけるグローバル・ウェブ・マネージメントの変遷
  • B2B業態におけるウェブの果たす役割と今後の方向
  • ソーシャルの可能性

組織横断型のWebマネジメント組織を設立した目的や設立までの過程から、設立後の取り組みなど日本IBMが考えるWebマネジメントについて、稲富氏ご自身の経験やエピソードをふんだんに織り交ぜながら説明して下さいました。

昨今の企業Webマネジメントにおける課題として挙げられたキーワードは「断絶」。組織・部門間のコミュニケーション、TV・新聞など宣伝広告メディア連携など従来の延長線上として個別視点で考えるのではなく、Webを中心に連携しなければならない意識をもつ必要があるという提言にはみなさんも深くうなずかれていました。

第2部:セミナー講師・日立建機株式会社 営業統括本部営業本部CRM推進部長 森下一成 様

「B2B製造業の急速なグローバル化とWeb活用の実際と課題」

  • 日立建機グループと建設機械業界の特色
  • 国内ビジネスが中心の時期におけるB2BのWEB活用
  • 急速なグローバル化の奔流とWeb活用のグローバル化対応
  • 今後の多角的な課題への対応について

海外売上比率が80%を超える同社において、グローバルマーケティングの一貫として位置づけられているWebのマネジメントのあり方について本社主導の中央集権型で運用することの課題や難しさについてお話し頂きました。

Webを通じたより一層のローカル市場活性化には、ローカルマーケットのニーズに合わせたコンテンツをローカルによる企画・制作ができる仕組みづくりや、Web担当者としての人材育成や教育精度の構築により、運用の現地化を促す必要があるというお話は受講者を引きつけていました。

第3部:パネルディスカッション

「BtoBデジタルマーケティングの実際と課題 - Web、ソーシャル、アプリ」と題したパネルディスカッションでは、Webサイトのみならずソーシャルメディアやアプリも含めたデジタルマーケティングについて、BtoB企業ではどのように活用できるかが話し合われました。

「ソーシャルメディアはユーザーとの良好なリレーション(関係)を構築する事が目的であり、それ以上の効果は求めずに活用する。関係を悪くしないことが大事である」と仰られた稲富氏、「エンドユーザーだけではなく、メーカー、販売代理店など関係するすべての人々がコミュニケーションと課題解決できるソーシャルコミュニティプラットフォームをデジタルにより実現したい」という森下氏のお考えに深く共感しました。

また、Web担当者に求められる人材像についてはどのようにお考えなのか、という気賀の問いかけに対して「グローバルすべてのWebをマネジメントするにはWebに関するリテラシーも大事ではあるが、それ以上に求められるのは幅広いトピックに柔軟に対応することのできるコミュニケーション能力や何事にも興味を持つ好奇心、施策を推進する実行力などヒューマンスキルの高さではないか」など議論の盛り上がりをみせてディスカッションは終了しました。

セミナー概要

開催日
2012年3月9日(金)
会場
日刊工業新聞社 B1Fセミナー会場
講座名
グローバル企業のWeb活用 ‐先進事例に見る活用の実際と展望‐
講師/パネリスト
  • 日本アイ・ビー・エム株式会社
    マーケティング&コミュニケーション 稲富滋 様
  • 日立建機株式会社
    営業統括本部営業本部CRM推進部長 森下一成 様
モデレーター
イントリックス株式会社 代表取締役社長 気賀崇

モデレーター 気賀崇からのコメント

かたやシステム・サービスを提供する米国企業の現地法人。
かたや重機を開発・販売する日本企業。

売上約8,000億円と同規模ながら、商材も立場も異なる対照的な両社でしたが、結局、多くの関係者が携わる大企業のWebの整備に必要なのは、一にも二にもコミュニケーションだというお話でした。トライ&エラーの精神や、フェーズを分けたアプローチによって、小さな成功を積み上げることが、周りを巻き込む何よりもの秘訣であるとも。

大規模Webサイトに長らく携わってこられたお二人が語る成功の秘訣は、洋の東西を問わぬものでした。

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