住友商事株式会社:グローバルコミュニケーションプラットフォーム再構築 グローバルブランド強化に向け、本社・各地の現地法人で共同推進したグローバルコミュニケーションプラットフォーム再構築

  • グローバルWebサイト群再構築
  • プロジェクト全体推進支援
  • マーケティングシステム基盤企画・構築
  • クリエイティブデザイン制作
  • Webサイト制作・運用支援
  • BtoBコンテンツ制作
住友商事株式会社

ビジネス特性・組織構造・運用体制から各国・地域サイトの役割を再定義。世界中のユーザーに一貫して住友商事グループの強みを伝えることのできる共通プラットフォームを構築。

  • グローバルを俯瞰したマクロ視点でのあるべきサイト群像の具体化
  • 各国・地域行脚を含む海外コミュニケーション支援
  • 住友商事グループの総合力を伝えるコンテンツ企画・制作
  • グローバル共通情報と各国・地域固有の情報を分かりやすく届ける情報設計
  • 国・地域ごとに異なる様々なニーズを汲み取ったシステム企画
  • 公開後のコンテンツ運用・保守、Web活用伴走支援

課題

企業価値を世界中に届けきるグローバルWebサイト群のかたちとは

グローバルネットワークを活用し、さまざまな産業分野で多角的な事業活動を展開している住友商事株式会社。世界の60以上もの国と地域に拠点を展開し、事業所の数も国内外で130ヶ所以上、取引先の数は10万社を超えています。そんな同社は2016年当時、各国・地域がそれぞれ独自にWebサイトを運用していたため、サイトデザインや運用方針が統一されておらず、10を超えるサイトがバラバラの状態にありました。

国内では誰もが耳にしたことがあるグローバル企業ながら、ひとたび海外に行くとその認知・理解度は決して充分ではありませんでした。そんなときに企業理解や事業理解を深めてもらうためのコーポレートサイトは重要な役割を担っていましたが、なかにはサイト更新が滞ってしまっているなど、グローバル企業としてのアドバンテージを最大限発揮できずにいたのです。

「世界中のステークホルダーに住友商事グループの真の総合力を届けきらねばならない」。
創業100周年となる2019年を目前に控えたこの年、Webサイトのコンテンツ・設計に留まらず、システムプラットフォームからグローバルWebサイト群を抜本的に再構築することを決定。Webシステム開発に長けたSCSK株式会社とともに、本プロジェクトに着手しました。

イントリックスの解決策

各国・地域分権型から本社集権型へ、本社と各国・地域それぞれの情報をバランス良く発信し続けられる仕組みを構築

イントリックスはまず、各国・地域一つひとつのWebサイト・システム・運用課題まで、全方位での現状調査を実施。そのうえで各国・地域が個々に実施すべきテーマと本社がガバナンスを効かせるべきテーマを整理し、新サイト群のあるべき姿を再定義しました。住友商事グループが体現すべきクリエイティブコンセプトの策定にはじまり、強みを訴求するコンテンツの企画・制作、グローバルを俯瞰したサイト設計、システム企画、運用設計まで、サイト群に関連するあらゆるテーマを網羅的に整理・推進しました。

特にポイントとなったのは、本社が制作・管理しグローバルに届けるグループ共通情報と、各国・地域が制作する現地固有情報、それぞれの発信方法の再設計でした。グローバル共通基盤を構築する際には、国・地域ごとにレベル差のあるWeb運用体制や目的を踏まえた、さまざまなニーズに応える仕組みの検討が必要です。また、一部の国では他国の情報発信に関する法規制が厳しく、ただ一元的に各国・地域サイトすべてでグループ共通情報を配信するわけにもいきません。一方で、重度な個別カスタマイズは運用の複雑化を招いてしまいます。これらの複雑な課題を、「ユーザーに分かりやすい構造・画面設計」、「効率的なデータ管理・運用を実現するシステム設計」の表裏一体で解決する必要がありました。

コンテンツタイプごとの運用イメージ概念図

イントリックスでは各国・地域サイトを2つに大分することを提案。Webサイトをこれから積極活用していく地域では、グループ共通情報を土台に、自ら充実した情報発信ができるように。一方で、すでにWebサイトを積極活用している地域では、現地施策を妨げずにグループ共通情報を配信できるような設計を行いました。
また、上記の過程では、各国・地域との正しいニーズの把握と、深いレベルでの共通認識の形成が欠かせません。本社の押し付けではない、それぞれの意見を取り入れた「本当に使える」グローバルコミュニケーションプラットフォームとするため、プロジェクトの要所では実際に米州、欧州、アジアを複数回訪問し、グループが一体となって新基盤の構築にあたりました。

成果

各国・地域サイトが常に最新状態に。そして現地運用も加速。

Webサイトは「作って終わり」ではなく「作ってからが本番」です。早い段階から各国・地域を巻き込んだプロジェクト推進を行い、使い勝手を意識したCMSの開発、導入後の丁寧なレクチャーなどの施策を実行した結果、各国・地域でCMSを使ったWeb活用が加速しています。また、それまでWeb運用を各国・地域が個別で担うこととなっていた分権型の運用から、システム基幹と共通情報の発信を本社が担いつつ、各国・地域は固有の情報のみを発信する集権型へと管理方法を変更したことで、常に最新のグローバル共通情報を世界中のユーザーに届けられるようになりました。

グループの総合力を伝えるコンテンツの一部

本プロジェクトによって全社的にWeb活用への期待も高まり、さまざまな企業活動をタイムリーにアップデートすることはもちろん、新たなコンテンツ拡充も進んでいます。イントリックスでも、その後の効果測定やコンテンツ運用など、継続的な伴走支援を続けています。
また、住友商事グループ各社のWebサイトの拡充も進み、国内外のグループ全体でのデジタルコミュニケーションが前進しています。

自社サイトを活用しようという気運の高まりこそ最大の成果

住友商事株式会社

木下 智史

運用もシステムもバラバラになっていた全世界のWebサイト群再構築という大掛かりなプロジェクトを遂行することになった私たちに伴走するかたちで携わってくださったイントリックス。戦略立案、設計・デザイン、システム開発、グローバル巻き込みなど、さまざまなシーンで各方面のプロが弊社特有のニーズを分かりやすく言語・図示化してくれました。あるべき姿を実現するために複数案を提示してプロジェクトを滞りなく前進させてくれたその推進力が、2年半という限られた期間での完遂に繋がったのだと実感している次第です。言わずとも分かりあえる、阿吽(あうん)の呼吸があったからこそ、この期間内でプロジェクトゴールを迎えられたと感じています。

グローバル統合によって各国・地域のサイト運用はもちろん、全社的にWeb活用が進む大きなきっかけになった印象を受けております。実際社内からもWebサイトに関する好意的な反応が増え、以前にも増してWebサイトを活用しようという声が聞こえてきています。こうした社内外の変化こそ、このプロジェクトが期待していた最大の成果であり、サイト運用を通じて事業をさらに推進させていければと思います。

BtoB企業のデジタルコミュニケーションを総合的に支援しています

BtoB企業に特化したサービスを提供してきたイントリックスには多くの実績とノウハウがございます。現状のデジタル活用の課題に対し、俯瞰した視点でのご提案が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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