BtoB製造業は日本の産業界の大谷翔平。もっとビッグマネーと名声を手にしていい。
黙して語らない日本のBtoB製造業
デジタルコミュニケーションの活用は緒についたばかり
量を極めるアメリカ、質を極める日本
己の価値に気づくことが出発点
日本化する世界と評価される日本

藻谷 浩介 株式会社日本総合研究所 調査部主席研究員
東京大学法学部卒業。日本総合研究所 主席研究員。平成合併前3200市町村のすべてと海外137ヶ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握。2000 年頃より、地域振興や人口成熟問題に関し精力的に研究・著作・講演を行う。近著の『誰も言わない日本の「実力」』(毎日新聞出版)のほか、『デフレの正体』、『里山資本主義』(共にKADOKAWA)、『金融緩和の罠』(集英社)など著書多数。
氣賀 崇 イントリックス株式会社 代表取締役社長
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、米投資銀行にて、日本およびアジア株のアナリストを務める。海外インターネットビジネスへの投資に携わった後の2000年、サイエント株式会社に入社。デジタル戦略の策定やグローバルWebサイト群の築支援に従事。2009年、BtoB企業のデジタルコミュニケーションに特化したイントリックス株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。近著は『BtoB製造業のコミュニケーション革命』(東洋経済新報社)。
その他対談記事
「うちはたいしたことない、は間違っている」。 運営するポータルサイトから米国を代表するEVメーカーと 取引きする会社が出た例に触れ、 情報発信に後ろ向きではいけないと訴える内原康雄氏。 積極的に外と接点を持つ中小企業の成功譚を氣賀崇がうかがった。

驚異的な利益率を維持しながら成長を続けるキーエンス。製造業の理想形として長年ウォッチしてきた氣賀崇が、キーエンス研究の第一人者である延岡健太郎氏を招いての対談。前編は、日本のBtoB製造業がキーエンスから学べることは何かと問う氣賀に、延岡がキーエンスの成り立ちを解説し、プロ集団を作り上げることの難しさを語る。
