イントリックス株式会社

東京ー京都間を最短時間で走る自転車ルートを真剣に考えてみる

自転車を好きになった頃の自分へのエールも込めて、東京‐京都を自転車で走る人へ本気のアドバイス!サイクリングに興味のない方もこの世界観に惹き込まれてしまいますよ。

「マニアックな記事をお願いします。自転車ネタで書いてもらえませんか?」という吉川編集長からの一言がきっかけで、久々にゆる広の記事を担当することになりました矢島です。

具体的なテーマをあれこれ考えて、最終的に品川駅前から京都の五条大橋までのコースを真剣に考えてみようと思いました。サイクリングをやったことのない人にとってみれば、意味のわからないテーマですが、実はこのテーマを選択した理由は3つあります。

1.「手頃な冒険」としてサイクリストからのニーズが高い

私が学生の時、所属していたサイクリング部では、半数以上の人が卒業までにこの区間を走っています。「そうだ、京都行こう」と、広告文を目にしては、サイクリング部のみんなはこぞって京都まで走っていました。なかにはママチャリで走る猛者もいました。
人気の理由はコースの難易度にあります。東京-京都間は山越えを2回含んだ、距離にして約500kmのルート。これは、1日で楽に走れるわけではない、でも数日頑張れば行けそう、という「手頃な冒険」として位置づけられ、挑戦したくなる難易度なのです。
今回は、自転車乗りにとって特にニーズの高そうな、東京-京都間のルート設定を考えてみます。

2.東京-京都間のルートを真剣に考えてみると意外とコース設定が難しい

「1号線を走ればいい」と単純に考えて走る人は、間違いなく静岡で道に迷うことになります。東京-京都間をつなぐ国道1号線はバイパスが多く自転車通行禁止区間があるためです。事前に迂回ルートを知っておく必要があります。
また、途中に箱根や、鈴鹿の山があり、ルート選択次第で高低差と距離が異なり、ルート難易度が変わります。遠回りをして平坦を進むべきか、走る距離を短くしつつ山を攻めるかなどルート選択する上で重要な分岐点がいくつかあります。

3.より多くの人に自転車旅行の経験してほしい

私の友人には、競技スポーツ経験者で有り余った体力を消費するため趣味で自転車を始めた人や、自転車に慣れてきて、これからもっと冒険したいという人がいます。まさに、そういう人達にこそ東京-京都間の自転車旅行を経験してほしいと思います。
京都まで友人と一緒に走れば、道中の苦しさやトラブルといった苦い思い出と、京都観光で市内を自転車で走り回る爽快さがセットになり一生記憶に残る旅になるでしょう。また、この道を1人で走れば、単なる面白さだけでなく、「京都まで1人で走り切った」という事実がサイクリストとしての自信をあなたに与えてくれるはずです。そして、もっと新しい道を走りたいという気持ちにつながり、これまで以上に自転車を好きになってしまうでしょう。
複数人にしろ、一人で走るにしろ、東京から自転車で京都までただ走るという単純な行為が、あなたにとって貴重な体験となるはずです。

「マニアック過ぎかな?」という不安もありますが、
京都まで走りたいと思う、冒険心のあるサイクリストの助けになれば幸いです。

※この記事はほぼルート説明のみで、途中の名所や観光スポットは一切記載しておりません。道中、少し観光したいとか、美味しいものが食べたい場合は、他のブログやツーリングマップルも見るなりして、好みに合わせてルート・日程を調整してください。

東京-京都間ルートプロフィール

総走行距離: 510km
最高到達標高: 417m

ルート・日程設定の方針

1.3日で京都まで行くことを想定する

この記事では目安として、中学・高校で競技スポーツを経験した比較的体力のある男性が京都まで走ることを想定し、日程を3日に区切ります。この場合、1日の走行距離は平均すると約170kmになります。連日走るので、3日目あたりで体力的に厳しくなりますが、競技スポーツ経験者なら精神的・体力的に乗り越えられるレベルだと思います。
体力に自身のない人は1日の走行距離を100km前後に縮めて、5~7日で走ることを考えて下さい。

2.最短時間で京都までたどり着くことを目的にしてルートを設定する

京都までのルートとして中山道ルートもありますが、距離は東海道と比べて40~50km程長く、途中からずっと山道で、自転車が走るには難易度が高いので、今回は東海道のルートを考えます。

【1日目】品川~静岡市(約170km)

距離的に3分の1に位置するのが静岡市にあたりますので、ここを目標とします。途中で箱根・伊豆の山越えが入るので、170kmを走るのに思っている以上に体力を使ってしまうと思います。体力があっても上りに慣れていない人は上りで体力を消耗すると思うので、その場合は無理をせず一歩手前の富士市あたりまで進めれば良いかと思います。

◯品川-小田原

ルート概要:この区間にはルート分岐はありません。ほぼ一本道です。
・品川駅から国道15号線を南下して横浜方面へ進みます。
・横浜駅前で1号線に合流しずっと小田原まで1号線を走り続けます。

品川駅から1km付近にある八ツ山橋から右をみると茶色いビルがイントリックスのオフィスのある御殿山トラストタワーです。
朝の5時ぐらいの早い時間だと、茅ヶ崎~小田原間の1号線の交通量は少なく、朝の涼しい空気の中、楽しいサイクリングを経験できます。
これから始まる長い旅路のことを考えて、この平坦区間で飛ばし過ぎないようにペース配分だけには気を付けましょう。

◯小田原-沼津

ルート概要:熱海経由で箱根を迂回するルートを推奨します

・小田原の早川口の交差点から国道135号線へ入り、熱海方面へ
・熱海から県道11号線を通り、鷹ノ巣山経由で函南に下る

神奈川-静岡県境の山を越える方法は2つあります。1つ目は箱根を上り、1号線で沼津に下るルート。
2つ目は熱海経由で鷹ノ巣山を越えるルート。御殿場経由ルートは遠回り過ぎるので検討対象外とします。
上りで力を使うのを避けるために、2つ目の熱海経由のルートがよいでしょう。

箱根越えルートで行った場合、小田原から山を下り終わった三島までの距離は40.5kmで累積獲得標高は約1000mとなっています(図1)。
一方で、熱海経由の場合、三島までの距離は45.4km、累積獲得標高は約500mとなります(図2)。

図1:小田原(早川口交差点)-箱根頂上(箱根峠交差点までの高低差)

箱根の上りの合計は約1000m
image01

図2:小田原(早川口交差点)-鷹の巣山頂上(鷹ノ巣山トンネルまでの高低差)

熱海ルートの上りの合計は約500m

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距離としては熱海を経由すると箱根ルートよりも5kmほど長くなりますが、高低表を見て分かる通り、上る高さは半分です。
5km遠回りすれば500m分上らずに済むと考えると、熱海経由の方が速く、体力も温存できると考えられます。

熱海経由のルートとしては

        ・小田原の早川口の交差点から国道135号線で熱海方面へ。

 

        ・熱海市街で県道11号線に入り、鷹の巣山方向へ。鷹ノ巣山の上りは距離が5kmとそれほど長くないですが、平均勾配は8~9%、部分的に10%に達するので油断はしないでください。

 

      ・11号線で山を下り終わったら、大場川南の交差点で国道136号線に入り国道1号線に合流します。

そして、これから横に長い長い地獄の静岡県に入ります。

※累積獲得標高・・・特定区間での上りの標高を合計したもの

☆静岡県を走る時は向かい風の中で走る覚悟をしてください。

静岡県では海から近い場所を走る時間が長いため、海からの風が移動速度に影響してきます。
個人差があるので、影響の大きさは一概には言えませんが、横風・向かい風の中を走る覚悟が必要です。

もちろん追い風の場合もありますが、静岡を5~6回走った私の経験からすると(いずれも7~10月)横風(南風)もしくは向かい風(西寄りの風)が吹く印象があります。

実際に気象庁の統計データを見てみると、西風が吹きやすい区間が存在します。
特に、富士市付近では向かい風や横風が吹きやすいようです。

静岡県内の各地域で季節ごとの傾向があるようなので、走る前に風向きの調査をしておき、向かい風の中を走るための心の準備をしておいてください。

(参考 : 気象庁 静岡県内の気象統計)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/select/prefecture.php?prec_no=50&block_no=&year=&month=&day=&view=

◯沼津-由比(由比漁港)

ルート概要:県道380号線から吉原駅を通過し、富士由比バイパスを経由して富士川を渡る。
自転車通行禁止区間を回避しながら由比まで進む。

1号線は沼津の八幡の交差点より西が自転車通行禁止区間になるので、県道380号線にそれます。R380は海岸線の松並木を横目に代わり映えのしない風景が10kmほど続きます。ちょっと退屈なので、鼻歌でも歌いながら走りましょう。

県道380号線をそのまま進むと、富士市街地に入るのですが、遠回りになるため市街地を迂回します。
檜の交差点を左折して県道170号線を通り、吉原の駅の「南側」を通過、潤井川を超えたら1号線に合流します。(詳細は地図参照)
檜の交差点は小さい交差点なので、見落としに注意しましょう。

次に富士川を渡るときに注意が必要です。富士川を渡ると、1号線に突如、自転車通行禁止区間の看板が出てきます。
歩道から階段を使って側道に降りる必要がありますので、富士川を越える新富士川橋を渡るときは前もって歩道を走り、自転車通行禁止が出たら、面倒ですが、階段から側道に降りましょう。

側道は1号線に沿って続いているので、そのまま進み、蒲原駅前で県道396号線に入ります。神沢の交差点で県道370号線に入り、由比漁港入口に向かいます。

◯由比-静岡

ルート概要:由比から興津までの区間は太平洋自転車道を進みます。

         ・寺尾交差点の立体交差化にともなって自転車は通行禁止になりました

 

         ・由比漁港経由で寺尾交差点を抜けるルートがあります

 

       ・太平洋自転車道は小石、砂が散らばっているのでパンク注意

→素早くパンク修理できるようにしておきましょう

寺尾の交差点は2014年から立体交差化のための工事が行われ、自転車で交差点に進入ができなくなりました。自転車で1号線に合流するためには由比漁港経由で小道を進み歩道橋を渡る必要がありますので、各ポイントを下記の地図で確認してください。まず、県道370号線から漁港に入ります。漁港への道は小さいので標識を見落とさないように注意してください。漁港に入り西に進むと、歩行者・自転車向けの標識がありますので、その先の小道を進みます。標識は右折マークになっていますが、そのまま先を進んでください。由比駅の南側を通過し、更に進むと寺尾交差点の歩道橋が出てくるので、歩道橋で反対側に渡ります。
(参考)自転車で寺尾交差点を通過する方法は、国土交通省のHPに記載がありますので、この通りに進みます。
http://www.cbr.mlit.go.jp/shizukoku/press/h25/pdf/140114_1.pdf

階段を使うので、ビンディングペダルを使っている人にはちょっと面倒ですが、我慢して階段を使って進みましょう。

以前は寺尾交差点から興津中町交差点までの区間に、自転車通行禁止の標識はなかったのですが、
今回の立体交差化によって交差点の入り口に明らかに通行禁止マークがでています。

(2015年1月のGoogle ストリートビュー参照)

歩道を走っていると出たら、「太平洋自転車道を行け」的な看板が出てくるので、そちらを進みます。

太平洋自転車道は小石や砂利がたくさん落ちているのでパンクのリスクが高いです。
注意して走ってください。

新興津川橋で1号線が本線と側道の二手に分かれます。
側道を進み、青い道路標識にある「52号 甲府方面」に進むと興津中町交差点に出るので、そこから
自転車通行可能な1号線に合流します。

その後は、そのまま1号線で静岡市街を目指します。清水~静岡市街は大きいので、このあたりで宿を探すのもいいですし、三保にキャンプ場があるのでアウトドア派の人はそちらで寝るのもいいと思います。

<ポイント>
由比の寺尾交差点の進み方を事前に確認しておきましょう。

【2日目】 静岡市~名古屋(約200km)

2日目は名古屋に入ることを目標に進みます。ポイントは2つあります。
ポイント1.初日の疲れが残っているため、スピードをなかなか出せない
ポイント2.大きい山はないが、静岡県の主要な市街地を通過するため、信号が多い

ポイント「1」、「2」を考えると、2日目に体力を使わずに距離を稼ぐためには、移動速度そのものよりも、信号待ちや休憩時間など止まっている時間をいかに減らすことができるか、が重要になってきます。

    ・体力を使わないための工夫 - 信号待ちについて

自転車は止まっている状態から動き出しの瞬間に力を入れる必要があるため。信号でストップ&ゴーを繰り返すと予想以上に疲れてしまいます。それを可能な限り避けるため、常に遠くの信号機(50~150mの距離)を確認しつつ、信号が赤ならペダルを漕ぐのを止めて、青に変わるタイミングで信号機を通過できるようスピードを調整してください。

    ・移動時間を増やすための工夫 ― 休憩時間について

自転車で旅をするときに意外と時間を使うのは食事や休憩の時間です。この時間が曲者で、なんとなく立ち寄ったコンビニでダラダラしているとあっという間に20分ぐらい経過してしまいます。150kmを超える長丁場で何度も休憩を取っていると、休憩の合計時間で2時間近くになってしまうということもありえます。2時間あれば40km以上移動できることを考えると、休憩時間は思った以上に移動距離に影響を与えることが理解できると思います。具体的に、休憩を取る時のルールは3つあります。
(1)休憩時間を前もって決めておき、時間になったら出発すること
(2)休憩に入る前に、予め食べたいもの、飲みたいものを走りながら考えておき、
買うものを決めた状態で店に入る。
(3)入店後、他の商品には目もくれず、すぐに該当商品を購入すること
(※もし金銭的に余裕があるなら、飲み物の補給は全て自動販売機で済ますのが最も時間がかからない方法)

◯静岡市-焼津

ルート概要:断崖絶壁の大崩海岸を経由して焼津へ進みます

この区間のルートは2つ存在します。
静岡市街地を突破して宇津ノ谷峠経由と断崖絶壁の大崩海岸経由があります。
風景がきれいなので大崩海岸ルートを個人的にお勧めします。

(※宿が静岡市街地にある場合は、大崩海岸を通ると遠回りになるので、宇津ノ谷峠を経由して行くのもありです)

大崩海岸は山がそのまま海に落ち込むダイナミックな地形になっているため道を作る場所がなかったのか、道が海にはみ出ています。日本でも数少ない海の上を走る道なので、ぜひここを走って絶景を楽しんで欲しいです。

大崩海岸の山を越えると、焼津市に入ります。

<補足>

      ・宇津ノ谷峠付近は道幅も広く、山間風景が綺麗でトンネル内も道が広いし、なんなら歩道も付いているので、山が好きな人はこちらを選んでください。

 

    ・静岡だけに存在する、完全ローカルショップの「さわやかハンバーグ」 静岡市内に店舗が幾つかあるので、ちょっと寄り道してみましょう。

◯焼津-浜松

ルート概要:バイパスを回避しながらひたすら1号線を進む。

ルートの候補としては1号線を進む以外に、御前崎経由で海沿いを走り浜松に行くルートもありますが、このルートは1号線ルートと比べて距離が10km長くなることと、さらに風の影響を受けやすくリスクの高いルートとなります。気象統計を見ると御前崎付近は年間を通して西寄りの風が吹き、内陸よりも風が強いため、時間短縮に繋がる可能性は低いです。
なので、この記事では1号線沿いの静岡県の内陸を通るルートを推奨します。

       ・基本的にバイパスは自転車通行禁止区間なので事前に迂回ルートを確認しておきましょう。

 

       ・島田市から掛川市にかけて1つ山を越えます。

 

     ・信号の多い市街地を通過することになるので、休憩区間だと思ってゆっくり走ってください。

焼津からのルートは、県道30を進み、大手交差点で1号線に合流します。

ここから先は、バイパスの通行禁止区間を回避する道を把握しておき、迷わず進むことが重要になります。
道に迷うと10~20分という単位でタイムロスになり、それが積み重なると想像以上のタイムロスになります。
事前に確認しておきましょう。

<注意ポイント>

      ・島田市内の大津通り交差点から県道381号線に入るのを忘れない

 

    ・金谷の下りの途中でバイパスに合流しそうになりますが、県道451号線に入りましょう

バイパスごとの自転車禁止区間と迂回方法

【藤枝バイパス】

自転車通行禁止区間:野田インター - 薮田東インター間

大手交差点から国道1号線(旧東海道)に入り、藤枝市街を通過し、島田市方面へ進む

【島田金谷バイパス - 日坂バイパス】

自転車通行禁止区間:全面自転車通行禁止

島田市街地に入ると国道1号線(旧東海道)は大津通りの交差点で右折しています。
この交差点で国道1号線を進むと通行禁止の島田金谷バイパスに合流してしまうので、大津通りでは右折せずに県道381号線を直進します。

そのまま直進すると山道に突入します。
この金谷の山はそれほど厳しい山ではないので、リラックスしてのぼりましょう。

のぼりの途中で1号線に合流するので、そのまま進みます。
県道451号線と1号線(日坂バイパス)の分岐が現れますので、間違えずに451号線を進んでください(日坂バイパスは自転車通行禁止)

【掛川バイパス】

自転車通行禁止区間:全面自転車通行禁止

八坂インターチェンジの交差点から、旧1号線に入り掛川市街を通過します。
信号の多い市街地を走り続ける区間なので、ペースは上がらないと思います。
しかし、全工程のなかで、中間地点になります。先はまだまだ長いので、休憩区間という認識でペースを抑えながら走りましょう。

【磐田バイパス】

自転車通行禁止区間:全面自転車通行禁止

磐田市内に入った後は、国道413号線に入り、市街地を通過します。

【浜松バイパス】

自転車通行禁止区間:新天竜川橋~北島交差点付近
天竜川を渡るとき、国道1号線の車道は自転車通行禁止になります。ここは自転車通行可の歩道があるので、歩道を進みます。天竜川を渡ると、スロープで県道261号線に合流し、直進して県道312号線に入ります。

浜松バイパスは進むに従って、どんどん信号の数が減っていきます。
藤枝~磐田区間で温存した分、ここの区間は徐々にスピードを上げていきましょう。
道幅も広く路側帯も十分広いので、自転車としては走りやすい区間ですが、
トラックが殺人的なスピードで横を通り過ぎていきます。トラックに慣れていない人にとっては、かなり怖い区間だと思います。夜間にバイパスを通過する場合はテールランプを付けおきましょう。

篠原の交差点で浜名バイパスと自転車通行可能は普通の国道1号線に分岐します。

【浜名バイパス】

全区間自転車全面通行禁止
ですので、篠原の交差点で、自転車通行可の普通の1号線に入ります。

◯浜松-名古屋

1号線で浜名湖を通過したあと、大倉戸IC入口の交差点から国道42号線→県道173号→1号線の順で走ります。
潮見坂の上りがありますが、距離はそれほど長くないので、それほど心配はありません。
あとは1号線を走る、とにかく走ります。

<ポイント>

大倉戸IC入口の交差点から国道42号線→県道173号→1号線の流れを確認しておきましょう

【3日目】名古屋~京都(約140km)

途中の上りを乗り越えられるかがポイントになります。3日目の上りはかなり足にキクはずですが、
上りをクリアしてしまえばあとは惰性で京都までたどり着くことができると思います。上りだけ集中して踏ん張ってください。

◯名古屋-京都

コース概要:1号線を進み鈴鹿峠を越えます

名古屋から京都に至るルートとしては、1号線で鈴鹿山地を越えるルートと、鈴鹿山地を迂回し関ヶ原から琵琶湖に出るルートの2パターンが考えられます。

本ブログでは鈴鹿ルートを推奨します。

調べ始めた当初、関ヶ原ルートの方が標高が低いため、迂回した方が速いのではと考えていました。
実際に高低表をみると最高地点の標高は関ヶ原が189m(図3)に対し、鈴鹿峠が389m(図4)となっています。しかし、関ヶ原ルートでは途中に50m前後の上りが4~5回あるので、結局、累積獲得標高差はどちらのルートもあまり変わりません。

図3 桑名市(宮前町交差点)-関ヶ原最高地点
累計獲得標高は約400m

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図4桑名市(宮前町交差点)-鈴鹿峠頂上
累計獲得標高は約400m

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高低差が同じであれば、距離的に鈴鹿峠経由の方が15km短いので、こちらのコースを推奨します。

鈴鹿の峠は、東側(名古屋側)の方が西側(京都側)と比べて勾配が急です。ただし、東側の勾配は3~5%で激坂というわけではありません。3日目の疲れた足でも、軽めのギアを使って足に負担をかけないことを意識して上ればそれほど苦労しないと思います。

また、もう1つ注意点として、四日市を過ぎると鈴鹿峠まではコンビニ等の補給地点が少なくなるので、四日市市内で飲み物食べ物は用意しておきましょう。

大津から京都の間は2回上り坂がありますが、それほど厳しい上りではありません。疲れていてもゆっくり進めば問題なく上り切れるでしょうか。
京都東山の下りに入ると、道の延長線上に市街地が見えてきます。風景と共に最後のダウンヒルを味わってください。1号線を進めば五条大橋に着きます。

今回は、最短時間で京都にいくという視点でルートを考えましたが、実際に旅行する時はもっと寄り道したいと思うはずですので、今回紹介したルートを参考に個人の好みに合わせてルート検討してください。

ルート全体を通してみたときに、走るときに一番苦労するのは個人的には静岡県のバイパスの迂回ルートだと思います。ルート分岐に気づかずに、自転車禁止区間に入ってしまったり、間違った道を進んで道に迷ってタイムロスしてしまうケースを私自身経験しているので、事前にルート設定は入念に確認し、地図に重要なポイントを書き込んでおくようにしましょう!

一人でも多くの自転車好き、冒険好きの役に立てれば幸いです。

書いた人

矢島宏章

アナリスト

ITをツールとして戦略的に企業の事業を支援する

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