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イントリックスが挑む、3Dプリンター・AM業界特化型ポータルサイト「ShareLab」ってなに?

イントリックスのこと
森口 雅史
BtoB製造業のデジタルマーケティング支援を行うイントリックス。当社はクライアント企業の支援だけでなく、デジタルが持つ特性を活かした業界特化型のポータルサイト「ShareLab(シェアラボ)」のサービス企画・運営を自社サービスとして行っています。 今回の記事では、ShareLabのWebサイトリニューアルにあたって、プロダクトマネージャーを務める筆者が、ShareLabは何をしているのか、これから何をしていこうとしているのか、なぜイントリックスが自社サービスを行っているのかをご紹介したいと思います。

ShareLabは3Dプリンター・AM領域の生態系を作り上げるポータルサイト

ShareLab(https://sharelab.jp/top/)は、業務用3Dプリンター・AM(アディティブ・マニュファクチャリング)技術の情報ポータルです。AMとは、3Dプリンティング技術を用いた樹脂・金属などの積層造形による製造方法のこと。従来の切削・除去・成型加工とは異なり、3Dデータを用いた新たな加工法として、試作だけでなく量産領域でも活用が進んでいます。

デジタル技術とものづくりの融合による第四次産業革命が進む中、蓄積したデータを元にデジタル上で設計・シミュレーションしたものを実空間にアウトプットを行うAMは、製造業において非常に重要な役割を担っている革新的な技術です。特に海外ではさまざまな業界で、最終製品の製造に3Dプリンティング技術を活用する企業が増えており、国内の製造業でも注目が集まっています。

製造業のものづくりを大きく変える3Dプリンティング技術

しかしながら、同技術はまだまだ発展途上で、市場に十分には浸透していません。さらに業界内では、AM装置メーカーや受託での3Dプリンティング造形サービス提供企業、材料メーカーなど各社の情報が散在している状態です。そのためエンドユーザーは、実際に3Dプリンターの導入を検討しようとしても、必要な情報がどこにあるのか、誰に相談すればいいのか分からずにいました。

そこでShareLabは、このAM領域で、「デジタルを活かして」あらゆる情報を集約、整理し、AM領域での生態系を作り上げる中立的なポータルサイトを目指し、2019年から本格始動しました。特にこの数年は、大手国内自動車メーカーによるAM装置の導入やサービスビューローによるAM専門施設の設立、エンドユーザーによる導入事例の増加など、国内AM市場も順調に拡大しており、ShareLabのメールマガジン会員・ユーザー様からのお問い合わせも着実に増加してきました。筆者はこれまでプロジェクト・マネージャーやデジタルマーケティングコンサルタントとしてクライアント様のデジタルコミュニケーション支援を行っていましたが、2022年8月からShareLab事業部門に配属され、当プロジェクト専任で活動をしています。

2022年12月にはWebサイトリニューアルを行い、独自取材も交えた業界ニュースの発信、業務用3Dプリンターの検索・比較機能、イベント検索機能、ホワイトペーパーなどの資料・カタログ検索機能、業務用3Dプリンターを保有し受託加工を行う3Dプリンティング造形サービス提供企業の検索機能を提供しています。

ShareLabのサービス概念図

なぜイントリックスがShareLabを始めたのか

真の価値を提供する製造業の業界特化型ポータル

ShareLabのようなポータル/プラットフォームを提供するサービスは世の中に多く存在します。例えばBtoC領域では、皆さまの多くが利用しているであろうAmazonや楽天、価格.comや食べログなどが、デジタルを用いて第三者の立場から売り手と買い手をつなげています。

BtoB領域でも製造業全体をカバーするポータルサービスがいくつか提供されています。ただ、カバーする領域が広ければ広いほど、その領域内での個別の深い情報を提供するのが難しくなる、という問題があります。そのためShareLabはAMという業界に特化して、買い手が本当に欲しい情報は何か、売り手が本当に届けたい情報は何かを追求したサービス提供を行っています。

ShareLabが掲げる3つの目標

コンセプトは「デジタル集合知」

製造業でもDXという言葉が広く使われるようになっていますが、実態としてはまだまだ「ものづくり」と「デジタル」には距離があり、もっと「デジタル」を使い倒すことで多くの課題が解決できると感じています。

日本の製造業には中小企業をはじめ、高い技術力と国際競争力を有する企業が数多くあります。これらの企業が抱える、技術力の高さ・価値を買い手に十分に伝えられていない、買い手のニーズを捉えた製品・サービス開発、マーケティングコミュニケーションが十分にできてい ないという課題において、デジタルの活用余地が多くあると考えています。

Covid19の影響もあり、従来はオフライン展示会で新規顧客の開拓やユーザニーズの把握、市場調査を行っていた企業が、オンライン展示会やデジタルマーケティングに力を入れ始めています。しかし、まだ本来の「デジタルの特性」を使いこなすことができている企業は少ないのではないでしょうか。

「デジタルの特性」にはさまざまなものがあります。ShareLabが活用する「デジタルの特性」は、本来売り手と買い手の市場経済に任せていただけでは散在したり埋もれたりしてしまうヒト・モノ・コトのデータを、中立的な第三者の立場から蓄積・分析・整理・体系化して「集合知」を形成することです。

わたしたちは、売り手が発信する情報をより多くの買い手に横流ししたり独自の視点を付加して届けるだけでは、WebメディアであるShareLabが「デジタルの特性」を活用できているとは考えていません。

「デジタルの特性」を活かし「集合知」を形成することとは、

・各買い手が個別に発信しているAM技術の基礎知識や事例を集約し体系化する

・個別に存在するAMの導入コンサルタントを掘り起こして、多くの買い手に悩み事の相談先として紹介する

・AM技術の限界と課題、各メーカーや装置に対するエンドユーザーのコメントや悩みといった、買い手が欲しているものの売り手が積極的に発信できていない情報を掘り出す

・上述の活動をShareLabユーザー(買い手・売り手)が自らShareLab上で行い、情報鮮度の高い生の声が生まれる

こういったことが実現している状態を指しています。

そしてShareLabはこれらの集合知を形成することにより、AMに適応するための根本的な考え方・視点の啓蒙、AMを使いこなす人材教育、AMを用いた実案件の紹介・創出など、現在の国内製造業においてAM普及の課題と言われている障壁に挑み、解決し、日本の製造業のデジタル化による発展に寄与していきます。

ShareLabが「デジタルの特性」を活用するために、メンバー募集中!

ShareLabは、今日時点ではまだ上で述べた「デジタルの特性」を活かし「集合知」を形成できている状態ではありませんが、着実に歩みを進めています。

ポータルサイトであるShareLabは単体では成り立たず、売り手と買い手の方々の活動があって初めて成り立つサービスです。そのため、わたしたちは国内AM業界全体の共同体として各社と手を取り合って、共にAM業界を盛り上げていく必要があると考えています。 近年では、国内最大級のAM展示会の公式メディアパートナーとしての活動やAM装置メーカー、SB(サービスビューロ)をはじめとしたAM関連企業との協業など多くの方々とのパートナーシップを築いています。

ShareLabが展示会(TCT Japan 2023)に出展した際の様子

また、企業とだけでなく、ShareLabのゴールに興味を持ち、共感を抱いているチームメンバーの力があってこそ、ShareLabは「デジタルの特性」を活用できると考えています。

0から作り上げていく新たな自社サービスのため、筆者自身も悩むことが多くあります。しかし、課題解決のために考え抜く過程や、サービスを作り上げていく過程を経験できること。積極的にさまざまなトライ&エラーを行えること。そして、立ち上げ初期だからこそ、筆者自身がPM(プロジェクトマネージャー)として戦略立案や予算管理、業界研究のための取材や営業、ユーザーの声を踏まえた新たな機能開発ディレクションなど、デジタルマーケティングに関わる幅広い業務に携われることなど、自社サービス開発に携わるからこその魅力が多くあります。

世の中に成功例がほとんどない、製造業の中での業界特化型ポータルを目指すというまさしく前人未到の地に挑んでいるイントリックス ShareLab事業部門。ShareLabの利用ユーザー数の増加はもちろん、AM業界内でのShareLabの認知度も年々大幅に向上しており、コンソーシアムや業界団体イベントへのスピーカー登壇や、国内最大級のAM展示会でのファシリテーター登壇などの機会もいただくようになりました。

現在、ShareLab事業部門は体制強化中です。もし、ものづくりのデジタル化、AM技術の普及、そしてShareLabそのものに少しでも興味を持っていただいた方は、まずは面談形式でお話することも可能なので、ぜひお気軽に以下のお問い合わせページよりご連絡ください。メンバー一同お待ちしております。

お問い合わせページ:https://go.intrix.co.jp/contact/
ShareLab:https://sharelab.jp/top/