面接の中で特に印象に残っているのが、お客様との向き合い方に関する話です。「資料の言葉尻一つ取っても、何度も議論を重ね修正し、相手に伝わるものをつくる」という考え方に魅力を感じ、イントリックスへの入社を決めました。
入社後は、実際のWebサイト構築の流れに沿って、「調査・戦略」「設計」「デザイン」「制作」「運用」の順番で研修を受けていきました。Webサイトの制作から運用までの流れを体系的に学び、各フェーズで業務を行う人々がどのような思考で役割を全うするのか知ることで、イントリックスの業務の全体像を把握していきました。
戦略コンサルタントとITコンサルタントの違い
実は、イントリックスに入社した当初は、ITコンサルタントではなく「デジタル戦略コンサルタント」への配属希望を出していました。
ITコンサルタントを選ぶきっかけとなったのは、ITコンサルタントの研修担当だった先輩から教えていただいた、デジタル戦略コンサルタントとITコンサルタントの違いでした。
イントリックスのコンサルタントの中でも、戦略チームとITチームでは、それぞれ物事の見方が異なります。例えば新しいサービスに対して、戦略コンサルタントは「このサービスをどのように活用するか」を先に考えますが、ITコンサルタントは「このサービスはどのような仕組みなのか」を先に追求することが多いのです。
その話を聞いて、自分がどちらのタイプか考えたとき、サービスの仕組みを先に追求するタイプに近いように感じました。こういった思考の違いと自身の適性を始め、業務内容、キャリアパスを先輩方にお聞きした上で、ITコンサルタントへの配属希望を出したのです。
ITコンサルタントとしての初仕事はCMS調査
ITコンサルタントチームに配属されてから最初に行ったのは、業務に必要な基礎知識のインプットでした。「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」や「MA(マーケティングオートメーション)」などのツールについて学ぶ外部研修を受講したり、AWSサーバー上にオープンソースのCMSを導入し、実際に自分で手を動かしながらCMSの仕組みを学んでいきました。
基礎知識をある程度学習した後、本格的にCMS調査案件にアサインされました。このプロジェクトでは、お客様が使用しているCMSと、業界で需要が高い他のCMSとの比較を行いました。
私がこのプロジェクトで一番苦労したのは、調査した内容と、お客さまが求めている情報を分かりやすく資料に落とし込むことでした。お客さまが求めている情報を把握するためには、お客さまがなぜCMS比較調査を依頼したのかを正しく理解する必要があります。目的は企業によってさまざまなので、しっかりヒアリングを行い、仮説を立て、調査の方向性を定める必要がありました。
それを踏まえて資料を作成するのですが、私が当初作成した資料にはお客様視点が不足しており、調査内容が分かりにくいものになっていました。チームメンバーに伝わりやすい資料の構成や、ページ単位での見せ方についてアドバイスをいただきながら、完成させることができました。