BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

コンテンツマーケで成果を生むチームへ  制作会社の枠に収まらないWebディレクターとは

イントリックスのこと
ゆるやか広報班 編集部
イントリックスでは、2023年8月に「デジタルマーケティング支援管掌」という新組織が発足しました。加速するBtoB企業のデジタルマーケティング需要に応え、より着実な成果をあげることが最大の目標です。

今回は、デジタルマーケティング支援管掌に属する「運用推進課」の仕事内容と、チームが目指す3年後にフォーカス! 一般的な制作会社とは少し異なる、イントリックスならではの特長をご紹介しながら、キャリアアップのイメージを掴んでいただければと思います。

運用Webディレクターとは?

Webディレクターの職種タイプは、「運用系」と「構築系」に大別できます。

運用Webディレクターは、既存サイトに対して月単位または年単位で運用・保守・改善を行います。一方、構築Webディレクターは、Webサイト全体の制作・構築など、大規模プロジェクトの管理が主な業務内容になります。

イントリックスの運用Webディレクター

ここからはイントリックスの運用Webディレクターの特長についてご紹介します。

一般的な運用Webディレクターと異なる点

イントリックスの運用Webディレクターと一般的なWebディレクターの違いは、クライアントからのご依頼に対して「現状のままでは上手くいかないのではないか」、「こういったやり方にするとより良い」といった提案に重きを置いている点です。

なぜイントリックスの運用Webディレクターは「提案」を重視するのか?

優れた技術を持っていても、世界に知られていないBtoB企業が日本には数多く存在します。こうした技術や強みを世の中に広く認知してもらうことで、「ジャパンブランド」の価値をさらに高めることがイントリックスのミッションです。

イントリックスには、デジタルマーケティングのスペシャリストが多く在籍しています。クライアントの要望に100%応えるスキルはもちろん、デジタル活用の価値を最大化するための選択肢をさまざまな角度から提示することが可能です。

クライアントが成長することで、日本の技術をより魅力的に世界に向けて発信できます。そうした取り組みが、ジャパンブランドの新たな価値創造に繋がっていると私たちは考えているからこそ、イントリックスの運用Webディレクターは提案まで行っています。

具体的な仕事範囲

運用推進課の仕事範囲は、定常運用と呼ばれる「運用保守」と、個別見積もりで実施する「スポット対応」の2つに分かれます。

運用保守は、契約時に定めた期間と予算の中で、クライアントの要望に対して制作ディレクションを行います。具体的には、既存ページのコンテンツ更新や再編集、UI改善などがそれに該当します。

スポット対応は、日々の運用保守の中で新たに発生した要望に対して個別対応を行うことをいいます。これまでにもサーバ―移管やLP制作、広告運用などのスポット対応を行ってきました。この点が一般的な運用Webディレクターとは異なる部分であり、イントリックスの運用Webディレクターの大きな強みです。

運用推進課が目指す姿

運用推進課は、BtoB企業のデジタルマーケティング支援に特化した新組織「デジタルマーケティング支援管掌」に属する、運用保守のスペシャリストです。そんな私たちが目指す姿とは?

運用推進課が考えるWebディレクターの新しい価値

運用推進課の強みは、日々の運用保守の中で行っているクライアントへの提案力にあります。私たちは継続的かつ密にクライアントとコミュニケーションをとっていることから、長期的な視点で業務を行う機会も多いといえます。

こうしたクライアントとの関わりを活かし、提案を通じて積極的に施策を打ち続けることが、 運用推進課が担っていく役割であり、新たな価値であると考えます。

運用推進課の3つの目標

運用推進課では、Webディレクターの新しい価値を生み出すための3つの目標を掲げています。

・コンテンツを軸としたマーケティング運用によって評価される集団になる

・安定的な品質を担保する仕組みづくりを通して、安心感と信頼感を得られる集団になる  

・マーケティング運用の人材育成を強化し、幅広く活躍できるスペシャリストを輩出する

目標達成に向けたロードマップ

3年後の目標達成に向けた3か年計画は、以下のようなステップを考えています。

1年後:

・コンテンツマーケティング領域で提供できるサービスを可視化する

・制作運用領域の体制を改良する

・若手のチャレンジ、提案を後押しできる人材育成体制になる

2年後:

・可視化したサービスを展開し、品質の担保、向上に努める

・コンテンツマーケティング領域における人材育成、輩出が可能な体制になる

3年後:

・「コンテンツを軸としたマーケティング」に強みを持つチームとして評価される

・社内における若手人材、マーケティング運用人材の育成をリードする

各年の設定目標は大きく分けると次の2つのテーマに集約されています。

テーマ1:コンテンツマーケティングに強みを持つ

イントリックスがこれまで行ってきたマーケティング支援は、クライアントが持つ技術力や特長を「情報」としてWebサイトに表現しきることを主な目的とし、既存ユーザーに対する情報の整理・拡充を行ってきました。

今後は、整理・拡充した「情報」に、分析やSEOなどの手法を交えた魅力的な「コンテンツ」へと昇華し、新規ユーザーに対する認知を広げることが重要であると考えています。

テーマ2:人材育成

クライアントのビジネス拡大・情報発信の手助けをするためには、さまざまなスキルをもった人材が必要になります。構築業務や運用業務をはじめ、デジタルマーケティングに関するあらゆる経験を積むことで、将来的にクライアントに選ばれる人材を育成していくことが重要です。

広告やLP(ランディングページ)をはじめ、コンテンツSEO、テクニカルSEO、メールマーケティング、オンライン資料、パフォーマンス改善など、求められる専門的な知識・経験は多岐に渡ります。

先述の弊社ミッションにも通ずることですが、個人としての将来性に磨きをかけることが、クライアントへの価値提供、そしてジャパンブランドの価値向上につながっていると考えています。

今期の具体的な取り組み

策定したロードマップを達成するため、今期(~2024年7月)は次のような取り組みを行っています。

新サービスの可視化に向けた取り組み

クライアントの成長ステップやニーズにフィットする施策を効率的に実施できる、メニュー化されたサービスパッケージを開発します。開発にあたっては、同デジタルマーケティング管掌のマーケティングコンテンツ課と協業し、品質の高いコンテンツを軸としたマーケティングを日々の運用業務に浸透させていきます。

業務効率化のための体制構築に向けた取り組み

職階別に役割を明確化し、プロジェクト体制を整えていきます。また、1案件に対してディレクターを2名アサインすることで、業務負担を分散させるなど、若手・中堅ディレクターが担う運用タスクを軽減し、徹底したリソース管理に努めていきます。

若手がチャレンジ可能な人材育成に向けた取り組み

上記によって得られる余剰リソースを活用し、若手・中堅の運用Webディレクターを構築業務にアサインします。運用業務では性質上、1つのクライアントと長期的な関わりを持つ場合が多く、経験できるタスク業務の種類には限りがあります。構築業務の醍醐味でもある「Web構築の背景」を知るとともに、運用業務だけでは得られないあらゆる経験を積むことが目的です。

こうした取り組みを運用業務にフィードバックすることで、クライアントへの提案を強化していく方針です。具体的には「運用リソース40%:構築リソース60%」という数値目標を掲げ、運用推進課全体で若手・中堅ディレクターがチャレンジできる体制を整えていきます。

Webディレクターとしてキャリアアップ転職を目指す皆さんへ

今回はデジタルマーケティング支援に特化した運用推進課の仕事内容、目指す姿にフォーカスしました。

デジタルマーケティング市場の急速な拡大を受け、イントリックスが考える取り組み、そして私たち運用推進課に求められる成果についても日に日にその重要性を強く感じています。

運用推進課では、運用業務に捕らわれることなく、構築業務を含めたあらゆるスキル・経験を積むことが可能です。顧客理解の専門家集団として、クライアントのビジネス拡大に貢献できる、戦略的な運用Webディレクターを輩出することが私たちにとって最大のテーマといえます。

現在身を置く環境の中で、日々のディレクター業務に疑問を感じていたり、クライアントにとってより良いデジタル活用があるのではないかと感じている方がいましたら、ぜひお問い合わせページよりご連絡ください。大きな変革期を迎えている今だからこそ、一緒にチャレンジできる人材を私たちは待っています。