BtoBコンテンツマーケティングを牽引するプランナーの仕事内容と、3年後に目指す姿
コンテンツプランナーとは
デジタルマーケティングに取り組む企業も増えてきたBtoBの世界で、ユーザー行動の鍵となるコンテンツと、それを駆使したコンテンツマーケティングの重要性は、ますます高まっています。
私たちコンテンツプランナーは、コンテンツを企画・立案してお客様に提案し、議論を重ねながら品質を高め、成果の伴うコンテンツづくりを牽引することが仕事内容になります。ターゲットユーザーやカスタマージャーニーマップの策定といった戦略的なものから、コンテンツそのものの企画、編集、ライティングといった制作の段階まで、幅広く担当します。
コンテンツプランナーの具体的な仕事内容
コンテンツプランナーの仕事内容を「戦略」「企画」「制作」に分類してまとめると、おおよそ以下のようになります。戦略から参画してコンテンツプランナーの視点から考えをフィードバックするプロジェクトもあれば、コンテンツの企画から取材・編集・ビジュアルのディレクションまで手掛けるプロジェクトもあります。
戦略 | 企画 | 制作 |
・ターゲットユーザーの策定 ・カスタマージャーニーマップの策定 ・文章ルールの策定 ・表記・用語ルールの策定 ・コンテンツ要件の策定 ・新規コンテンツ概要の策定 |
・コンテンツ単体の企画 ・コンテンツの方針策定、 コンセプト定義の詳細化 ・コンテンツ群の全体設計 |
・コンテンツ単体の骨子作成 ・コンテンツの具体的な構成要素の検討・監修 ・ワイヤーフレームの作成 ・取材・ヒアリング ・ライティング ・キービジュアルの方向性の概要検 ・各種コピー作成 ・コンテンツ内のインタラクション・演出の検討 ・制作ディレクション ・撮影ディレクション |
マーケティングコンテンツ課が目指す姿
イントリックスでは、2026年に達成する3ヵ年計画として「BtoBデジマ(デジタルマーケティング)のベストプラクティスを生みまくる」を掲げています。このあるべき姿を達成するために、2023年8月、組織が大きく変わりました。
今や多くのBtoB企業の事業部門は、引き合い獲得やEC等のサービス提供のためにデジタルマーケティングの取り組みを加速させています。イントリックスは、14年間培ってきた顧客視点と、お客様の課題にあらゆる面から支援できる体制を武器に、高速でPDCAを回し短期で数字を追いかけるBtoB企業の事業部門を専門的な体制でご支援するために、デジタルマーケティング領域に特化した組織「デジタルマーケティング支援管掌」を新設(https://www.intrix.co.jp/about/news/2023/0829/degital_marketing2023.html)しました。
その中に、お客様のデジタルマーケティングにおいて事業の課題解決や売上に貢献するコンテンツ全般の制作を担う「マーケティングコンテンツ課」も存在します。
デジタルマーケティング支援管掌に属する2部門・4課は、「BtoBデジマのベストプラクティスを生みまくる」という会社の3ヵ年計画の実現に向け、スペシャリストとしての達成目標を掲げており、私たちマーケティングコンテンツ課も例外ではありません。
私たちは、デジタルマーケティングに課題を抱えるお客様を患者と捉え、
・ 患者の症状(BtoB企業の課題)を明らかにし
・ 一番効き目のある薬を作り(成果につながるコンテンツを制作し)
・ 処方(提案)できるコンテンツマーケティングのプロフェッショナル
となることを目指しています。このことから、私たちが3年後に目指す姿を「コンテンツドクター」と定義しています。
コンテンツマーケティングで成果を出すためのスキル研さん
もちろん、コンテンツドクターとなるためにはさらなる研さんが必要です。具体的には、以下の6つのスキル研さんが必要だと考えています。
1. デジタルマーケティング/コンテンツマーケティングの基礎知識
デジタルマーケティングとその一部であるコンテンツマーケティングの基礎知識をマスター。SEO、SNSマーケティング、メールマーケティング、コンテンツ配信などの基本概念を理解する。
2. 顧客分析とターゲットオーディエンスの理解
成功するコンテンツマーケティング戦略を構築するために、ターゲットオーディエンスを理解する。BtoB顧客のニーズ、商流などについて調査・分析し、その情報をコンテンツ制作に活かす。
3. 戦略的なコンテンツの立案スキル
コンテンツプランナーには、コンテンツ単体の制作だけでなく、戦略的にコンテンツを立案する能力が求められる。ビジネス目標に合わせた戦術、コンテンツのフォーマット、配信チャネルなどを考慮して、効果的なコンテンツ戦略を立てる。
4. 成果につながるコンテンツ制作スキル
効果を伴うコンテンツを作成するためのスキルを磨き上げるために、各コンテンツの特性に応じた構成力、ライティング力に加え、情報設計やデザインなどの領域への理解を深め、制作ディレクションを行う。
5. データ分析と評価能力
成果を測定し、コンテンツの効果を評価する能力が不可欠。データ分析ツールの使用方法や指標の解釈、改善点の発見など、データに基づく意思決定ができる。
6. 業界トレンドの把握と継続的なインプット
デジタルマーケティングやコンテンツマーケティング、コンテンツ制作の分野は常に変化している。継続的なインプットを行い、新しいトレンドやツール、テクノロジーを把握する。
一口にコンテンツマーケティングと言っても、BtoBの世界のそれは、一般的なWebマーケティングのそれとは異なる点がいくつか存在します。例えば、BtoBならではの商流があること、顧客行動において検討から購買決定に至るまで関わる人物が多いことが挙げられます。
そのため、マーケティングコンテンツ課のコンテンツプランナーにとっては、導入事例などのコンテンツ編集・制作スキル、SEOやSNSなどのマーケティングに関わるスキルはもちろんのこと、BtoBにおける顧客の理解、お客様ニーズの抽出といった能力の向上も重要です。こういったスキルを磨き上げていくことは、BtoBの世界でコンテンツづくりに取り組む醍醐味の一つと言えます。
目標を達成するまでの3ステップ
マーケティングコンテンツ課は、向こう3年で段階的にスキルを強みに変え、各メンバーが発揮していくことを目指しています。
「強みを発揮する」とは、BtoBのデジタルマーケティング施策、コンテンツマーケティング施策における持論を持ち、自らの言葉でお客様を導くことができる状態です。これを目指し、年単位で以下のようなステップを描いています。
1年後:
SEOコンテンツや導入事例など、BtoBのデジタルマーケティングでニーズの高いコンテンツ制作において安定したパフォーマンスを発揮できる状態になる。
2年後:
各メンバーがデジタルマーケティング、コンテンツマーケティングにおける実践的な強みを確立している状態になる。
3年後:
BtoBにおけるコンテンツマーケティングのプロフェッショナルになる。
まずこの1年で目指すのは、より多くの経験を積んで実践的なスキルを増やしていくことです。そのために、個々人が今持っているスキルを明確にしつつ、ゴールを達成するための課題を洗い出し、その課題を解決して実践的なスキルを獲得・向上させる。このサイクルを繰り返していきます。
コンテンツマーケティングのプロフェッショナルへ
コンテンツプランナーの仕事内容から、BtoBのコンテンツマーケティングにおいて私たちが目指すコンテンツドクター、習得を目指すスキル、そして強みを発揮するために今後取り組むことを書いてきました。
会社の掲げる「BtoBデジマのベストプラクティスを生みまくる」という目標と、各メンバーの目標や取り組み、成果は相関関係にあります。3年後にイントリックスがあるべき姿となるためには、メンバーの一人ひとりの目標達成は欠かせないと、私たちコンテンツマーケティング課は考えています。
当社に届くコンテンツ制作関連、コンテンツマーケティング関連のご依頼は非常に多く、BtoBのデジタルマーケティングにおけるコンテンツの重要性を強く感じるばかりです。だからこそ、この3年間におけるコンテンツマーケティング課の取り組みは意義があると考えています。
コンテンツマーケティング課は体制強化中です。3年後にコンテンツマーケティングのプロフェッショナルとなって、BtoBデジマのベストプラクティスを生み出しまくりたいと思ってくださった方は、ぜひお気軽にお問い合わせページよりご連絡ください!
BtoB デジマ支援強化に向けた新組織発足の狙いhttps://www.intrix.co.jp/about/news/2023/0829/degital_marketing2023.html