株式会社ミツトヨ:90周年記念サイト制作支援 ミツトヨ90年の集大成をロジカルな仮説と丁寧な取材で形に。多様な声を一つにまとめ、記念サイト制作支援

  • クリエイティブデザイン制作
  • BtoBコンテンツ制作
株式会社ミツトヨ

90周年記念サイトのコンセプト作りから制作まで一貫支援。社内外のステークホルダーに評価される質の高い記念サイトの構築に貢献しました。

  • スケジュールとクオリティを両立した90周年記念サイトの制作
  • 仮説を立ててお客様の要望を具現化したコンセプト提案
  • 親しみやすさと信頼感を両立したデザイン
  • 各国の現地法人からも高い評価を得たコンテンツ制作

背景と課題

90周年の感謝と未来のビジョンを伝える記念サイト制作

株式会社ミツトヨは、1934年の創業以来、精密測定機器の分野で長年にわたり信頼と実績を積み重ねてきた老舗企業。マイクロメータを中心とした高精度な測定機器で知られ、その高い技術力と品質へのこだわりは業界でも屈指のものです。現在では30カ国に拠点を構え、60カ国以上に代理店ネットワークを展開するグローバルリーディングカンパニーとして、世界のものづくりに欠かせない存在となっています。

そんなミツトヨにとって、2024年10月22日は特別な節目の日。創業90周年を迎えるこの日に、同社はこれまでの歩みを振り返るとともに、次の100年に向けた新たな決意を胸に、ステークホルダーの皆様への感謝を伝えたいと考えていました。

そこでリアルでの周年記念行事と併せて、90周年記念の特設サイトの制作を決定します。
ミツトヨにとってこの特設サイトは、単なる歴史の紹介ではありません。ミツトヨブランドへの共感を深め、ステークホルダーとの絆をさらに強めるための大切なコンテンツです。

しかしながら、「これまでの感謝」と「未来へのビジョン」という2つの要素の発信は決定していましたが、具体的な想定読者、伝えるべきメッセージ、コンテンツ内容、デザインについては具体化されていませんでした。

90周年の始まりに合わせて、ミツトヨらしさが伝わる品質の高い特設サイトを確実に公開するには、頼れるパートナーが必要。

そこで、過去のプロジェクトで信頼を得た実績もあり、BtoBのデジタルコミュニケーションおよびプロジェクトマネジメントに強みを持つイントリックスに、記念サイトのコンセプト作りから制作までを依頼されました。

イントリックスの解決策

クライアントの想いを的確に捉え、デザインとコンテンツに具現化

まずイントリックスは「誰に向けて」「どのようなメッセージを伝えたいのか」を深く理解するため、ミツトヨ関係者に入念なヒアリングを実施しました。

ヒアリングを通じて見えてきたのは、90年の歴史が築いた圧倒的な信頼、100周年さらにはその先を見据えた力強い未来ビジョン。創業以来脈々と受け継がれる「品質第一」「お客様第一」の価値観を、次の世代にも継承していきたいという強い想い。

参考資料 背景とゴール

イントリックスは、この感謝と継承の想いを、過去・現在・未来の3つの軸で構成することを提案。

過去の歩みを振り返り、現在の事業と価値観を伝えながらステークホルダーへの感謝を示す。そして、培ってきた技術と価値観を基盤に、未来に向けた飛躍を目指す姿を描く。この3本柱でメインコンテンツを立案しました。

参考資料 デザインテイストの参考事例

コンテンツと同時に重要なのが、サイトデザイン。ミツトヨらしい重厚な信頼感は大切にしつつ、親しみやすさも表現したいというご要望をいただきました。一見相反するこの2つの要素を高次元で両立するため、関係者間の認識を統一できるよう他社の周年サイトを参考にしながら方針を固め合わせ、緻密にデザインコンセプトを練り上げました。

こうして固まったコンテンツとデザインの方向性を具現化するため、取材を重ねました。沼田記念館を訪れ、創業者・沼田恵範氏の思いが込められた品々に触れ、ミツトヨのDNAを肌で感じました。国会図書館での丹念な調査、関係者への追加取材。読者を引き付ける切り口を求めて、あらゆる可能性を探ります。

そうしてたどり着いたのが、ミツトヨの意外な一面を伝える「ミツトヨの社名にまつわる謎」や「ミツトヨの測定機器とパスタの関係性」といった遊び心満載のミニブログ企画です。精密測定のエキスパートとして知られるミツトヨですが、実は一般の方の興味を惹きつける魅力的なエピソードも数多く持ち合わせています。それを親しみやすい切り口で発信することで、ミツトヨブランドをより身近に感じてもらえると考えました。

ミツトヨの担当者様は「イントリックス様から提案いただいた切り口は、社内では思いつかないような発想ばかり。読者の興味を惹きつけ、ミツトヨへの理解を深めるのに最適でした」と述べます。

成果

顧客や海外現地法人からも好評価なコンテンツが完成

タイトなスケジュールながらも、イントリックスがミツトヨと一丸となって取り組んだ結果、90周年記念サイトは期日通りに公開することができました。

顧客の方々から「ミツトヨの想いがよく伝わった」「90年の歴史の重みを感じた」と寄せられる言葉は、コンテンツの狙いを的確に捉えたもの。長年ミツトヨ製品を愛用してくださっている方も、まだブランドに馴染みのない方も、等しくその歴史と価値観に共感し、新たな絆を感じていただけたようです。

現地法人による翻訳サイト

こうした反響は国内だけにとどまらず、各国の現地法人からも「ぜひ母国語に翻訳して、現地のステークホルダーにも読んでもらいたい」という提案をいただきました。グローバル企業として、海外とのコミュニケーションは欠かせない要素。今回のサイト制作が、そのコミュニケーションを活性化するきっかけとなったのは、大きな成果だと言えるでしょう。

社内でも、コンテンツは大きな話題となりました。普段は別の部署で働く社員同士が、90周年記念サイトを通して改めて、ミツトヨの精神やビジョンを共有する。コンテンツを通じて90周年の意義を再確認することで、社員のミツトヨへの愛着と仕事への意欲が一段と高まったのを感じます。

このプロジェクトを通して、コンテンツの持つ力を再認識しました。単なる情報発信を超えて、読み手の心に火をつけ、組織に変化を起こしていく。そんな90周年記念サイトを生み出せたのは、ミツトヨとイントリックスが、一つのチームとなって知恵を絞り、良いものを追求し続けた結果だと思っています。

徹底的な「読み手」を意識した提案と先導的リーダーシップ。ミツトヨらしくもポップな読み物となった

株式会社ミツトヨ

グローバルマーケティング本部 販売促進部 デジタルコンテンツ課 副主査
大倉 麻由美様

「これまでの感謝」と「未来へのビジョン」という2つの要素発信は決定しておりましたが、「では具体的にはどういう要素を入れ込むか」というところが本プロジェクトのポイントでした。色々な意見が飛び交う中、イントリックス様がロジカルな仮説や取材と共に構想をまとめあげてくださったおかげで、社内外からも好意的なコメントをいただくコンテンツとなったように思います。また、90周年の始まりに合わせた公開がマストでしたが、しっかりと二人三脚で進行をリードしてくださったことも大変感謝しております。

  • BtoB企業のデジタルコミュニケーションを
    総合的に支援しています

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    多くの実績とノウハウがございます。
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