(山崎)企業や製品のイメージを最大限効果的に伝えるためには、ビジュアルでいかに見せるか?という点がとても重要。ですがBtoBメーカーでは、Webに使える写真素材が不足している、または存在してもクオリティがイマイチ…というケースがよく見られます。もちろんストックフォトを使用して補うこともできますが、写真のテイストを統一できず、同じ世界観で見せることが難しかったり、リアリティに欠けてしまったりするのが難点です。
イントリックスに入社してすぐ直面したのが、この素材の問題でした。もし、写真から作りこむことができれば、よりクオリティの高いデザインをつくることができるんじゃないか。そんな思いが日に日に強くなり、とうとう撮影技術を勉強するために写真学校に入学してしまいました(笑) 先日担当したお客様のデザインには、実際に自分で撮影した写真を多数使わせていただいております。制作期間中は、お客様の製品をどういう方向性で撮影すればその良さが一番伝わるか?を考えぬくことに夢中になりますね。没頭しすぎて、ご飯を食べる時ですら頭がいっぱいになることも…。
また、お客様の工場の中に入って実際に製造現場を目にすると、製品が作られる背景を深く理解することができ、より効果的に見せるための演出やアイデアがひらめきます。どこにアイデアの種が落ちているかわかりません。工場内で作業をされている方の真剣な眼差しを見て、とっさに撮影した写真がコンテンツのメインビジュアルに使われることもありました。現場で取材する時は、常にどんな表現ができるのか考えながら、一瞬を逃さないように神経を集中しています。
ただし、撮影した写真はあくまでも素材。そこからレタッチでどう味付けしていくかも重要です。撮影とレタッチの技術の向上のために日々努力しています。
分業ではなく二人三脚。共通のゴールがあれば、おのずと歩調が合います
(佐賀)プランナーが中身の企画、デザイナーが表現の落とし込みという明確な線引きは設けておらず、まさに二人三脚という感じでやっています。プランナーも表現ありきでコンテンツを考えるし、デザイナーも企画の内容を徹底的に理解してこそ、最適なコンテンツを導ける実感がありますね。微妙な言い回しやニュアンスで与える印象がガラリと変わってくるため、細かいところまでしっかり意思疎通をするよう心がけています。
というより、2人ともプロジェクト中はコンテンツのことばかり考えているので、自然と「どうやったらこのコンテンツが面白くなるか?」ばかり話していたりします(笑)
まとめ
今回は、なかなか見えづらい現場の話を、プランニングと取材・撮影を中心にお届けしました。今後はデザインのコンセプト作りや、動きの演出などについても語っていきたいと思います。
コンテンツ制作に教科書はなく、その都度お客様の価値をゼロから考えるので、答えも毎回変わります。難しいからこそやりがいがあるテーマに、これからも制作部隊一丸となって取り組んでいきたいと思います!
関連情報
【サービス】BtoBコンテンツ制作
https://www.intrix.co.jp/services/btob-contents/