BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

追求するのは「リアルさ」。
BtoB Webコンテンツ制作現場のアツい想い

コンテンツ制作
ゆるやか広報班 編集部
クライアントの製品・サービスを伝える魅力あるコンテンツを生み出すために、イントリックスの制作部隊が日々どんなことを考え、どんな取り組みをしているのか。実際にコンテンツを制作しているメンバー2人が、アツく語ります。

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昨今、Web制作界隈で「コンテンツ」が話題になることが多いですよね。
特に、企業にとってビジネス的な価値を生み出す「質の高いコンテンツ」をいかに作るか?ということに、注目が集まりつつあります。

一方、「なぜ作るのか(Why)」ということについて論じている記事は巷にあふれていますが、実際、「どうやって作るのか(How)」については、あまり見かけません。

そこで今回は、魅力あるコンテンツを生み出すために、イントリックスの制作部隊が日々どんなことを考え、どんな取り組みをしているのか、実際にコンテンツを制作しているメンバー2人にアツく語ってもらいました!

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今回インタビューしたのは、デザイナーの山崎アナリストの佐賀(プランニング担当)
入社して3年を越える2人。最初は意見がすれ違うこともあったそうですが、今では息もぴったりです。

 

コンテンツ誕生までの道のり

メンバーの話に入る前に、まず私たちが普段どのようにお客様のコンテンツ企画・制作に携わっているか、アプローチと全体の流れを簡単にご紹介します。

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真にアピールすべき価値は何か? 企画フェーズで徹底的に探ります

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(佐賀)日本のBtoBメーカーには必ず面白いネタが眠っていますが、価値ある情報が対外的にアピールできていないというケースが多数存在します。「社内では当たり前すぎて取るに足らないと思っていた」、「社内の縦割り構造がネタの発掘を妨げていた」など、その原因はさまざまです。

実際、ある分野の製品で世界的に長年業界シェアNo.1を誇っている会社でこんな話がありました。

シェアNo.1であるという事実は、社内および国内の業界内では当たり前になっていたため、広報部も事業部も、今さら対外的にアピールする必要はないと考えていました。
ですが、視点を海外市場に移すと、潜在顧客は業界シェアNo.1であるという事実を全く認知していないのです。数十年間重要視されていなかったネタが、今後海外に切り込むための重要なアピールポイントのひとつとなりました。

このように、視点を変えることで眠っていたネタを掘り起こすこともあれば、技術・営業担当の方から直接、いかに面白い話を引き出すかも重要です。コンテンツ企画の成否を分けるともいえる重要なポイントなのですが、これがなかなか難しいのも事実。
BtoBメーカーの製品や技術の情報は、時に一般人には非常に専門性が高く、複雑です。ただ、これらの理解が不十分なまま取材にいくと、突っ込んだ話ができず、表面的な「よく出回っている話」しか聞き出せずに終わってしまいます。
製品・技術を理解した上で取材すると、思いがけない深い話を聞き出すことができるので、まずはその会社について調べ倒し、資料や書籍を読み込み、基礎的な部分は理解した上で取材に臨んでいます。

取材が終わった後、現場の方から「こんなに突っ込んだこと話して大丈夫かな(苦笑)」というコメントを頂いた時、しっかり意味あるネタが棚卸できたなと感じます。

 

ビジュアルの品質には妥協しません。撮影に没頭しすぎることも…

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(山崎)企業や製品のイメージを最大限効果的に伝えるためには、ビジュアルでいかに見せるか?という点がとても重要。ですがBtoBメーカーでは、Webに使える写真素材が不足している、または存在してもクオリティがイマイチ…というケースがよく見られます。もちろんストックフォトを使用して補うこともできますが、写真のテイストを統一できず、同じ世界観で見せることが難しかったり、リアリティに欠けてしまったりするのが難点です。

イントリックスに入社してすぐ直面したのが、この素材の問題でした。もし、写真から作りこむことができれば、よりクオリティの高いデザインをつくることができるんじゃないか。そんな思いが日に日に強くなり、とうとう撮影技術を勉強するために写真学校に入学してしまいました(笑) 先日担当したお客様のデザインには、実際に自分で撮影した写真を多数使わせていただいております。制作期間中は、お客様の製品をどういう方向性で撮影すればその良さが一番伝わるか?を考えぬくことに夢中になりますね。没頭しすぎて、ご飯を食べる時ですら頭がいっぱいになることも…。

また、お客様の工場の中に入って実際に製造現場を目にすると、製品が作られる背景を深く理解することができ、より効果的に見せるための演出やアイデアがひらめきます。どこにアイデアの種が落ちているかわかりません。工場内で作業をされている方の真剣な眼差しを見て、とっさに撮影した写真がコンテンツのメインビジュアルに使われることもありました。現場で取材する時は、常にどんな表現ができるのか考えながら、一瞬を逃さないように神経を集中しています。

ただし、撮影した写真はあくまでも素材。そこからレタッチでどう味付けしていくかも重要です。撮影とレタッチの技術の向上のために日々努力しています。

 

分業ではなく二人三脚。共通のゴールがあれば、おのずと歩調が合います

(佐賀)プランナーが中身の企画、デザイナーが表現の落とし込みという明確な線引きは設けておらず、まさに二人三脚という感じでやっています。プランナーも表現ありきでコンテンツを考えるし、デザイナーも企画の内容を徹底的に理解してこそ、最適なコンテンツを導ける実感がありますね。微妙な言い回しやニュアンスで与える印象がガラリと変わってくるため、細かいところまでしっかり意思疎通をするよう心がけています。
というより、2人ともプロジェクト中はコンテンツのことばかり考えているので、自然と「どうやったらこのコンテンツが面白くなるか?」ばかり話していたりします(笑)

 

まとめ

今回は、なかなか見えづらい現場の話を、プランニングと取材・撮影を中心にお届けしました。今後はデザインのコンセプト作りや、動きの演出などについても語っていきたいと思います。
コンテンツ制作に教科書はなく、その都度お客様の価値をゼロから考えるので、答えも毎回変わります。難しいからこそやりがいがあるテーマに、これからも制作部隊一丸となって取り組んでいきたいと思います!
 

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