なぜアニュアルレポートは必要なの?
日ごろからBtoB企業のWebサイト見ているのですが、多くの企業がアニュアルレポートをWebサイトに掲載しています。でも企業によってPDFで文字だけのところもあれば、動画を用いてポップな感じに仕上げているところもありますし、アニュアルレポートがない企業もあります。
そもそもアニュアルレポートって何?誰向けのものなんだろう?
気になったので調べてみました!
そもそも、アニュアルレポートとは一体何?
アニュアルレポートとは以下の3点をわかりやすくまとめたものです。
つまり、企業が一年間の間に何を行い、どういう成果を上げ、これからどうしていきたいのかを発表しているものです。似たような意味合いで決算短信や有価証券報告書がありますが、これらは法律で開示が義務付けられていて定型化しています。一方アニュアルレポートは法定開示ではないため各社が趣向を凝らしています。近年の傾向としてはPDF等で数字と文字だけで表現するのではなく、普通のWebページとしてインフォグラフィックスと呼ばれるデータ情報を図解したものを用いて発表する企業も増えてきています。
また、アニュアルレポートは企業が「何を行ったのか」という過去情報だけではなく、「これから何を行っていくのか」という将来の情報も含んでいて、経営の理念や成長プランをしっかりと伝える事も重要なのです。この辺も過去の財務情報などを伝える決算短信や有価証券報告書とは違いますね。
誰が読んでいるのか
アニュアルレポートもIR情報の一部であることから、「投資家向け」という印象が強かったのですが、自分で調べたり、先輩に聞いてみると求職者が企業情報を知る為に読むこともありますし、例えば営業の方が取引先のことをより深く知りたいと思い読むこともあるみたいです。
「色々な企業の事をさくっと調べて、より詳しく知りたい」という思いを叶えてくれるのがアニュアルレポートではないでしょうか。
スマートフォンやタブレットが当たり前の時代、アニュアルレポートの読み手も移動中にモバイルで読んだりする事もあるので、アニュアルレポートをWebサイトやアプリケーションを使ってより魅力的に展開する企業は増えています。
まとめ+私の意見
今回、企業はなぜアニュアルレポートを様々な形で配信しているのか疑問に思ったので調べてみましたが、多くの人に企業の事をより短時間で、より深く理解してもらいたいので色々な工夫を凝らしているのだなと思いました。
よく考えたら当たり前のことかもしれませんが、読み手が実際に何を期待してアニュアルレポートを読んでいるのか、しっかりと汲み取った上で読み手に伝わるように表現で工夫を凝らしているのではないでしょうか。
余談ですが、私も、入社直後、社会のことを全くといいほどわかっていなかった時に、偶然とある企業のアニュアルレポートを読んでいたのですが、その企業の全体像をすごくよく掴めました。見た後に、「あれ?これアニュアルレポートだったんだ!」とびっくりしたことを今でもよく覚えています。
わかりやすく情報を伝えるために色々な工夫ができることはWebのメリットの一つですね。
今回は素敵なWebサイトまとめではなく、社会人の一般教養的な内容を調べてまとめてみました。次回は今回調べたことを踏まえて素敵なアニュアルレポートを紹介したいと思います。