実はソリューション営業に近い!?
Web戦略コンサルティングとは
「Web戦略コンサルティング」と聞いて、どんなお仕事をイメージしますか?
おそらく、「企業に対しWebに関するいろいろなアドバイスをする仕事」といった漠然としたイメージをお持ちの方が多いと思います。
私自身、前職はBtoB企業の営業で、イントリックスで働きだした当初、実はコンサル未経験でした。仕事についてよくわかっていないまま、Web戦略コンサルティングの世界に飛び込んだのです。
ただ、コンサルタントとして経験を積む中で、イントリックスの「Web戦略コンサルティング」とは、営業、特にソリューション営業に近いのではないか、むしろソリューション営業の経験がある方が活躍しやすいフィールドではないかと考えています。
そこで今回は、Web戦略コンサルティングについて、主にソリューション営業と比べつつ、私自身の経験を踏まえ、お伝えします。
「モノ」ではなくて何を売る?ソリューション営業とWeb戦略コンサルティング
一般に、営業とはすでにある製品(=モノ)を売る仕事ですよね?だからどんなにいい製品でも、市場のニーズとズレていれば売れない。担当者としては、製品の存在や性質自体は変えられないわけです。
ところが、ソリューション営業は違います。対話を通じ、「クライアントが今何に困っているのか」「どうすれば解決できるのか」を考え、問題解決の方向性を導き、その実現方法(=ソリューション)を売るわけです。最初はクライアントに興味を持ってもらえなくても、別の視点から提案し直すこともできます。つまり自分の掘り下げ方次第で、答え(=製品)は無限に存在するのです!
では、Web戦略コンサルティングの場合はどうでしょう?私達はクライアントに対し、概ね以下のプロセスでコンサルティングを行います。
2.クライアントにとってめざすべきWebサイトの「あるべき姿」を考え抜く
3.現状とあるべき姿のギャップを埋める方法を考え抜き提案する
「あるべき姿」と現状には、当然ギャップがあります。それを埋めたいけど埋められていないのがクライアントの「課題」です。そして「課題」を解決したいというクライアントの気持ちが、「ニーズ」となります。この「ニーズ」を満たす「解決手段」を提案するのです。
これって、まさにソリューション営業ですよね?
イントリックスのWeb戦略コンサルティングでは、曖昧なものを解きほぐし、クライアントに刺さる課題の解決方法を提案します。
そこには、一般の営業とは全く異なる、ソリューション提案としての面白さ・難しさ・やりがいがあるのです!
クライアントを疑え!?お客様は神様だけど、常に正しいわけでもない
Web戦略コンサルティングはソリューション営業に似ていますが、お客様への姿勢については少し違っていて「クライアントを疑うこと」を善しとします。「お客様は神様」と言われがちの営業畑の方にとって、意外かもしれませんね。
確かに、こちらの提案を金銭で評価するクライアントは神様です。しかし、「神様」は、完璧でも常に正しいわけでもありません。なぜなら、相談時、クライアントが課題やニーズを明確に認識していることは稀だからです。
多くのクライアントは、現状とあるべき姿のギャップは認識していても(「何か変えなきゃ」とは思っていても)、具体的にどうすべきかは見えていません。「課題」や「あるべき姿」といっても、最初はモヤっとしたものに過ぎないのです。
だからこそ、私達がWebの専門家として、客観的な視点でクライアントの「現状」をヒアリングし、「Web活用の課題」を示し、最適解へ導くことが求められています。
「クライアントを疑え」とは、その表面的な発言に囚われず、最善の価値を考え抜こうという姿勢なのです。
どんなスキルが必要?Web戦略コンサルタントになるために
Web戦略コンサルタントとして必要なスキルを並べると、以下のものがあると思います。
- 仮説検証力
- 本質/論理的思考
- 全体視点・俯瞰視点
- インタビュースキル
- ドキュメントスキル
- プレゼン提案力
- ファシリテーションスキル
これらはコンサルスキルとも言いますが、コンサル業界だけの専売特許ではありません。仮説検証力やプレゼン提案力など、他の仕事でも大なり小なり求められてくるはずです。
中でもソリューション営業は、Web戦略コンサルティングに近い仕事です。コンサルは未経験でも、ソリューション営業を経験した方は、スキルを存分に活かせる分野だと思います。
BtoB企業のWeb活用は、まだまだ多くの可能性を秘めています。その前提にあるのがWeb戦略です。Web戦略コンサルティングに少しでも興味を持った方は、ぜひ、イントリックスの門を叩いてください。ここでは書けなかった経験談など、直接お話しできることを楽しみにしています!