BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

新任マーケッターが覚えておくべき、
BtoB企業においてよく使われるWebマーケティング手法7選

マーケティング
ゆるやか広報班 編集部
BtoB企業にとって、見込み客(リード)の獲得が課題になっている企業も多いかと思います。
営業が飛び込みやテレアポなどで必死で新規開拓しているのを、Webを使ってお手伝いできたら、
営業マンも泣いて喜ぶことでしょう。
今回はBtoB企業においてよく使われるマーケティング手法を7つ紹介して参ります。

1.SEO

検索エンジン最適化(Search Engine optimization)の事をいいます。
自社のWebサイトへ見込み客を呼びこむことはマーケッターの命題です。その上で検索結果で上位に表示されることは非常に大切なのです。
検索エンジン最適化とは、検索結果で上位表示されるために、Webサイトを整備することをいいます。

SEOには大きく、内部対策と外部対策があります。

外部対策とは、自サイトへのリンクを外部サイトに貼ることです。かつては外部サイトからの被リンク数が多いほど検索順位が上位になっていました。そのため金銭を支払うことでサイトへのリンクを貼るというSEO業者もたくさんいました(俗にいうブラックハット業者)。
ただし、Googleによる検索エンジンのアップデートが行われ、特にペンギンアップデートが行われて以降、過度に行き過ぎたリンクの貼り付けはペナルティを受け、検索結果に出てこなくなりました。
そして今日では、外部対策はあまり有効ではないとされています。

一方、内部対策とは、コンテンツの充実度や更新頻度、HTMLの書き方、metaタグの使い方など検索エンジンのランク付けには多くの要素があり、これらを最適化させる施策のことを言います。
近年は内部対策が圧倒的に重視される傾向にあります。
Googleのポリシーとしてユーザーに役立つ情報を提供するサイトの評価が高まってきたのです。なのでコンテンツの充実化やユーザーが読みやすいよう配慮されたHTMLコーディングが重要となってきたのです。
ただし、内部対策に関するチェックも厳しくなり、不要にキーワードをつめ込んだりする行為はページのランクダウンに繋がる可能性が高くなりました。

自社サイトへのユーザーの呼び込みには重要な検索エンジン最適化は、今では立派なマーケティング手法となっています。

2.リスティング広告

検索エンジンで検索されたときに、検索結果と一緒に表示される広告です。
リスティング広告

上記の赤枠で囲った部分がリスティング広告です。
検索されたキーワードや表示している情報に関連性の高い広告が表示されます。
リスティング広告は「タイトル」「説明文」「URL」から構成されています。
狙っているターゲットがどういうキーワードで検索をするのか、どういう文章だとクリックしたくなるか、よーく考えることが重要です。
しかし、リスティング広告はクリックされる度に課金がされるので、誘導した先のページがユーザーのニーズとマッチしているかどうかも非常に大事です。
それができていないとクリック数だけ増えて広告費用はかさんで、誘導したページからはユーザーがすぐに離脱してしまうという自体になってしまいます。

3.メールマーケティング

メールを利用して既存顧客や見込み客に有用な情報を配信して、サービス・商品の購買につなげる手法の事を言います。いわゆるメルマガもこの一種となります。

SNSを始めとした様々なコミュニケーションツールが発達した現代においては、メールマーケティングは古い、時代遅れと捉える企業も少なからずありますが、皆さんでもタイトルや見出しなどに惹かれて思わずクリックしてしまったメールはあったりしませんか?
Webマーケティング手法の中でも古くから行われているメールマーケティングですが、テキストライティングなどのテクニックと工夫の仕方では現代でも十分に有効な方法でもあるのです。

4.資料ダウンロード

商品カタログや顧客の導入事例とその効果、また業界全般のレポートなど様々な資料をオンラインで公開するのも、今ではWebマーケティングの王道となっています。
こうした資料はダウンロードと引き換えに名前やメールアドレスなどの個人情報を入力してもらう事でリード獲得につなげることが可能です。
ただし、入力項目が多すぎるとせっかくサイトに訪れたユーザーが離れてしまうこともあるので、入力項目は極力少なくしたいところ。
また、資料ダウンロードを通じて、訪問者がどんな趣向を持っているのか、購買見込み度はどうかなどを図ることでも使われます。

5.コンテンツ・マーケティング

ニーズが顕在化していないユーザーに対して、有益で説得力のあるコンテンツを届け、自社メディアの強いては企業のファンになってもらうことで、最終的に購買に繋げるという手法になります。

コンテンツ・マーケティングでは潜在ニーズの掘り起こしとニーズの育成が中心となり、あからさまな製品PRなどは行わず、将来の顧客を育てることに焦点を当てていきます。

6.ブログ

コンテンツ・マーケティングの一種で、今日では多くの企業がビジネスブログを実践しています。ソーシャルメディアとの相性が良く、FacebookやTwitterと上手く連携して色んな人にシェアしてもらえれば、多くのユーザーを獲得できます。

ここ最近の傾向を見ていると、ブログで自社製品の宣伝やイベント案内を行うのではなく、記事を見たユーザーが「勉強になった」「ためになった」と思われる記事を配信しているブログに人気が集まっています。

ブログも基本概念はコンテンツマーケティングと同じで、短期的な売上アップを狙って商品の宣伝をするのではなく、将来の顧客育成を念頭に、ファン作りに励んでいく必要があります。

7.ソーシャルメディア

主にFacebookやTwitterといったSNSを利用したマーケティング手法も、BtoB企業においてよく使われるようになってきました。
自社のファン作りには適した方法で、企業とユーザーの双方向のコミュニケーションも可能な場となります。

Facebook、Twitter意外にもYoutube、Instagram、LinkedIn、LINEなどのツールがありますが、ソーシャルメディアをマーケティングに活かすにはそれぞれのツールの特徴を理解して戦略を考える必要があります。
またソーシャルメディアにおいて人気を集めている企業アカウントはユーザーに「面白い!」と思われる投稿を行っている点があります。
こちらも商品PRや展示会案内を淡々と行っているだけでは人気は得られないという、コンテンツマーケティングにも共通した点があります。

まとめ

BtoB企業においてよく行われるデジタルマーケティングの手法を7つ厳選して紹介してまいりました。
すでにいくつか、もしくは全て実践している企業もあるかと思います。
これから取り組もうという方に特に重要なのは、自社の業界や製品などがどのツールにマッチしているのか、どういった使い方ができるのかという事です。
取り扱い製品や業界によっては相性が良くない手法もあるかと思います。
その上で有効なマーケティング施策を打っていくために、他社の使い方を研究してみるのも面白いかも知れません。