BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

イントリックスはここが違う!?
Webディレクターのプロジェクトへのかかわり方

対談・インタビュー
ゆるやか広報班 編集部
Webディレクターと一言で言っても、会社によってその業務の範囲は微妙に異なります。しかも、Webサイト制作だけでなく、戦略やシステムも抱えるイントリックスでは、他社のWebディレクターとは、求められるものも変わってくるはず。そこで、2017年4月に入社したWebディレクターの二人に、イントリックスにおけるプロジェクトへの関わり方や、これまでとの文化の違いについて聞いてみました!

キャッチアップが大変!BtoBプロジェクトの特徴は…

―まず、最近関わったプロジェクトについて教えてください

荒井:私は、大手分析機器メーカーのサイトリニューアル提案に携わりました。一言で言うと、大変でした(笑)。具体的には、製品や技術が、自分の普段接しているものと全く異なったことです。仮にある技術がスゴイと言われても、技術の歴史や同業他社の比較ができないと、どこがどうスゴイのか最初は分かりません。これまでもユーザー目線で考える仕事はしてきたものの、どちらかというとBtoC向けであり、研究者や医療関係者などのことはあまり考えたことがありませんでした。そこのキャッチアップに苦労しましたね。

石森:私の携わったプロジェクトは、BtoC、BtoB両方扱う製造業のサイト調査です。私も、企業理解が追い付かないことが大変と感じています。その企業はビジネスの幅が広く、そのことも理解するのが難しい要因の一つです。事業によって、ターゲットや見せ方は全然違うけれど、会社としては一つ。違うところに重点を置くか、会社全体を視野に入れるか。クライアントにとって有益な調査結果を出すため、ただ漫然と見て調べるだけでなく、なぜこの調査をやるべきか、その都度メンバーと意識をすり合わせながら進めていくことが大切だと思いました。

石森

石森「これまではファッションブランドのサイト制作をしていたので、やっぱり全然違います!」

―企業理解、事業理解が大変とのことですが、キャッチアップの際、どのような点に気を付けていますか?

石森:BtoC向けのマインドを、なるだけBtoBの思考回路に切り替えることを心がけています。イントリックスでは、導入研修の一環として、街中でBtoB企業を調べて報告する、というプログラムがあったので、これは役立ちましたね。

荒井:仮説思考が重要だと思います。プロジェクトがスタートしていれば、ヒアリングなどを通じてクライアントに聞けると思いますが、提案やコンペでは仮説を立てざるを得ません。また、プロジェクトが始まってからも、ヒアリングなどに十分な時間を割けるとは限りません。やはり、限定された情報でいかに仮説を作れるかにかかってくると思います。

Web制作だけじゃない!イントリックスのWebディレクター

―イントリックスでの仕事の進め方については、どう感じましたか?

荒井:提案のコンセプト作りに時間を割くというのは、これまでの経験ではあまり無かったことです。これまでは、コンテンツの内容とデザインなどを議論することが多かったし、特にBtoCの場合は、すでにコンセプトが決まっていることも少なくありませんでした。

石森:面接のとき、仕事の任務が曖昧と言われたが、そこは間違いないですね(笑)。ヒアリングや調査など、コンサルタント的な仕事をWebディレクターが行うのは、珍しいと思います。Webディレクターというと、Web制作のディレクションを行う、と考えられていて、確かにイントリックスでもそうなのですが、それ以外の仕事も多いという印象です。

―そのあたり、慣れましたか?

荒井:メンバーでのブレーンストーミングで、ターゲットユーザーやその企業の強みについて議論したのですが、当初はメンバー間でもミーティングの都度意見が変わり、集約が図れるのか、不安になったこともありました。でも、考えれば考える分だけ洗練されてくるのは間違いなく、最終的には集約されてくるので、そのプロセスには次第に慣れてきたと思います。

石森:だいぶ慣れてはきましたが、クライアントのことを理解する時間が無い場合、必要な情報をいかに早く集めるかは、まだまだ課題だと思っています。過去のプロジェクトの資料を見たり、それに携わった人に話を聞いたりなど、アセットをもっと上手に活用する必要があると思っています。

―他社とイントリックスのWebディレクターの違いは?

石森:イントリックスでは、Webディレクターやプロジェクトマネージャーに、思考の幅が求められるのは他社との大きな違いだと思います。少しのキーワードや情報で、仮説を立てることが求められますね。

荒井:制作会社系では、デザイナーやコーダーやプロデューサーをつなぐ役割がWebディレクターだと思います。プロジェクトをリードする、というよりは、まとめ役に徹する感じです。その点、イントリックスのWebディレクターは、プロジェクトやクライアントのリードを取ることが求められるし、実際それができる人が多いという印象です。

荒井

荒井「実は製造業の会社で働いていたこともあります」

最後に、イントリックスとはこんな会社!

―それでは、イントリックス全体の印象を聞かせてください

石森:戦略部門だろうと、Web制作部門だろうと、システム部門だろうと、仕事の専門性に関わらず、全体的に知識欲が旺盛な人が多いと思います。クライアントの社員も顔負けなくらいに、その会社について深堀りをして、懐に入り、戦略を立て、Webを作る、そういったプロセスはユニークだと思います。そのため、他の会社ならWebサイトをリニューアルして、それではいおしまいといった関係が普通なのに、リニューアル後もいろいろな関係性が持てるし、それはとても良いことだと思います。

荒井:やはり、長期視点でクライアントと付き合いたいと考えている会社なんだと思います。イントリックスの提案は、BtoB企業のいいところを伝えきれていない、そこをどう伝えてあげるかを探っている間に、いろいろやりたいことが出てくるので、つい予算オーバーしてしまいがちです(笑)。でも、そこはそこで、イントリックスのよさだと思っています。そのときの提案を全てすぐにはかなえられなくても、長い付き合いの中で少しずつ実現できる、ということはあるはずです。クライアントとの長いお付き合いを通じて、BtoB企業のWeb活用を支えていく会社として、強みを持っていると思いますね。

石森&荒井

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