BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

失敗を失敗で終わらせない!
新卒の積極性を掻き立てる働く環境と人のシナジーがイントリックスにあった!

イントリックスのこと
河崎 怜
こんにちは。2019年新卒入社の河崎です。 新卒研修を経て、初めて参加したプロジェクトでさっそくやらかしてしまった私は猛省し、1度の失敗で仕事の進め方から向き合い方までを考えるようになりました。そんな私を後押ししてくれたのは、他でもない、イントリックスの働く環境やメンバーでした。

先輩社員による優しくも厳しい指摘から始まった私のアナリスト人生

新卒研修を経て戦略部門に配属されると、まずはアナリストとして各種調査・戦略立案プロジェクトやコンテンツ企画・制作プロジェクトに参加することになります。私が初めて参加したのは、大手メーカーのWebコンテンツ改修プロジェクトでした。既存の導入事例コンテンツを、よりブランド価値向上につながるコンテンツにするため、サイト内調査や他社調査を行いました。最終的に、社内報告用ドキュメントの作成までに、期間としてはのべ1か月以上を費やし、じっくりかつ慎重に取り組みました。

先輩社員に相談しながらも、自分で考えることも大切にしなければと試行錯誤の末、ドキュメントをまとめ上げました。しかし、この全力を尽くした(と自分では思っていた)ドキュメントに対する社内フィードバックは、自身の思い上がりを痛感させるものでした。

イントリックスでは、お客様に提案する前にプロジェクトメンバーで会議前ミーティングを行います。この時間で提案ドキュメントのレビューもし合うのですが、初めてのフィードバックは、それはそれは厳しいものでした。「何を一番伝えたいのかわかりにくい」「なぜそのように考えたのかの理由が記載されていない」など、上長や先輩社員からの厳しくもごもっともな指摘が胸を刺しました。当時は、歯がゆい思いが先に立ち、自分の失敗を分析する余裕はありませんでしたが、その後、猛反省。改めて考えてみると、失敗の要因が分かってきました。

失敗を招いた2大要因

集めた情報の多さに満足していた

時間をかけて調査をすれば、その分、たくさんの情報が集まります。しかし、ゴールはここではありません。集めた情報を自らの視点で精査し、そこから見えてくるものは何なのか。その答え探しに一番時間を費やすべきでした。

何故そのように考えたのかの掘り下げが甘かった

自分の意見はぼんやりと持っていましたが、その根拠が不足していたのでドキュメントにも説得力が生まれませんでした。これでは、調査結果を初めて聞くクライアントの心を掴むことができないのも当然です。

相手に分かりやすく伝えることの本当の重要性に気づいた

学生時代を振り返ると、あまりコミュニケーションには困らなかったと思います。しかし今思えば、それは会話の内容が多少漠然としていても、相手が意図を汲み取ってくれていたからだったとわかります。アナリストの仕事では、情報量が多く複雑なテーマを、短時間でわかりやすく相手に伝えることが求められます。ある時、先輩社員にConsulting = Creative × Communicationだと教えられたことがありました。どんなにいい視点で素晴らしい考察(=Creative)をしていたとしても、分かりやすく相手に伝えること(=Communication)ができなければ片手落ちで0点であると。

テーマが複雑であればあるほど、考察が深ければ深いほど、自分の考えを相手に分かりやすく伝えることの重要度は高くなります。私はこのときの失敗を肝に銘じ、今では次のことを意識するようにしています。

失敗から学んだ心構え

「なぜ」を繰り返し、細部まで掘り下げる(for Creative)

自分の意見に説得力を持たせるためには、「なぜ」の自問自答が有効だと思います。最初の発想に「なぜ」をぶつけ、出した答えに再び「なぜ」をぶつけるイメージです。これを5回ほど繰り返すことによって自分の意見を細部まで掘り下げることができ、考察が深まり、説得力を持たせられるはずです。

得た情報を、自分の言葉に置き換える(for Communication)

情報量が多いと、自分の意見を組み立て、伝えたいことを明確化させることは困難です。ですので、まずは得た情報を自分の言葉に置き換えることを意識しています。そうすることで、同じ情報でも優先度の高いものが見えるようになり、伝えるべきことがはっきりします。

特にBtoB企業のWeb戦略を担うイントリックスにおいては、自分の意見や仮説をロジカルに組み立て、わかりやすくお客様に伝える必要があります。修行中の身である私が言うのもおこがましいですが、こうした思考スキルやプレゼンテーションスキルは、これから社会人としての道に進む学生の方も覚えておいて損はないと思います。

イントリックスの環境が新卒の積極性を掻き立てる⁉

私が仕事での失敗をプラスに転換できた背景には、イントリックスの職場環境や一緒に働く社員の存在が大きいと思います。

たとえば、社内会議です。会社の会議というと、厳粛な雰囲気の中で進行するイメージを持たれるかもしれませんが、イントリックスの会議は良い意味でフランク。発言した意見に肉づけがされていくような建設的な議論が行われます。そこに役職や年齢は関係なく、若手の意見が議論の呼び水になることも。ですから、新卒社員がミーティングをセッティングし、プロジェクトメンバーに意見を求めることも少なくありません。こうした会議ですので、意識して取り組めば、自ずとロジカルな考え方が鍛えられていきます。

「自分の意見になぜを繰り返すこと」「自分の言葉に置き換えてみること」。こうしたTipsは自己啓発書やビジネス書にもよく書かれています。しかし、実践の場がなければ、スキルを磨き上げることは難しいでしょう。イントリックスには、自らが主体となって行う業務や社内・社外における打ち合わせをはじめ、得た気づきを自分事として咀嚼し、疑問を問う機会が山のようにあると感じます。

また、早くから実践的な仕事を任せてもらえることも、大きな成長に繋がっていると思います。プロジェクトによっては、報告資料のストーリーライン作りや調査内容の洗い出しなど、初めてイントリックスで仕事をする人なら少し戸惑ってしまうくらい、その責任、範囲は大きいです。もちろん、アドバイスやサポートは、プロジェクトメンバーのみならず、自ら求めればその道を極めた他の社員も快く相談に乗ってくれるので、その点はご安心ください!


私にとってイントリックスは初めての会社なので、他社との純粋な比較はできません。しかし、入社後1年近くが経った今でも、若手の発言が積極的に飛び交う会議に身を置くと、「リベラルな社風を持った良い会社だな」と感じます。そんなイントリックスだからこそ、多くを学ぶことができていると思います。

「自らが主体となって論理的に考えたい」「さまざまなメンバーと共に積極的に仕事を進めていきたい」という方は、ぜひイントリックスという会社に興味を持って頂ければと思います。