ハリウッド女優ボディを手に入れろ! 戦略的肉体改造プロジェクト始動中
私・川邊が肉体改造に目覚めたのは、大学進学のために渡ったアメリカ留学時代。校内で朝から晩まで学生向けに無料開放されているジムの存在を知ったことがきっかけでした。
しかし、暇さえあればジム通いで汗を流していた私も、大学卒業後は就職のために帰国。日本では仕事の忙しさもあって、トレーニングの時間がなかなか取れず、悶々とした日々を過ごしていたのです。
そんな折、ふと目にしたハリウッド俳優御用達トレーナーであるジェイソン・ウォルシュさんのインタビュー動画。限られた期間でハリウッドスターたちを役柄に合わせた体に仕上げていく動画を見て、私のトレーニング熱が再び燃え上がったのです。
「これなら時間のない私にもできるかも!」「どうせトレーニングを再開するなら動画に登場するエミリー・ブラントさん並みに体を仕上げてみたい!」。なぜハリウッドのトレーニングに可能性を感じたかは最大の謎ですが、とにかくそれがこれからご紹介する肉体改造プロジェクトの発端です。
現在、私はイントリックスのマーケティング・ストラテジー部門で主にBtoB企業のデジタル活用を総合支援するコンサルティングの業務を行っています。そこで、私の肉体改造プロジェクトのあるべき姿とその対策を戦略視点でまとめてみました!
目指すはまさかのハリウッド女優ボディ
仕事も体づくりも、プロジェクトで重要となるのはあるべき姿を正確に捉えることです。目的もなくトレーニングを積むだけでは、課題にコミットすることができず、無駄な施策に終わってしまう可能性があります。
私のあるべき姿とは何なのか……。
とその前に、前提条件としてまず以下のどうしても外せないポイントを押さえておきます。
- 肩幅の広さがコンプレックスなので上半身はムキムキになりたくない
- モデル体型には身長が足りないので細すぎて貧相に見えることは避けたい
これらの条件をクリアし、私のトレーニング熱を掻き立ててくれたのが、ハリウッド女優のエミリー・ブラントさんの存在でした。私と身長が近いということと、何より映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」で魅せた、肉体美とアクションシーンが鮮明に記憶に残っていたことが大きく影響しています。
川邊真帆というペルソナ像と課題の洗い出し
続いて本プロジェクトのメインターゲット(=川邊)の分析です。
分析によって露呈した最大の問題は「筋トレの知見」の乏しさ。これでは思ったような成功を積めず、モチベージョン維持にも影響してくる可能性があります。
ざっくり自分とエミリーさんの比較もしてみました。
分析結果は……どれだけ盛ってもご覧の通り。ほとんどの項目で歯が立たない状況であることを改めて自覚する川邊……。しかし、やるからにはハリウッド級のスケールでいきたいのです!
目標と現状のギャップの洗い出しが解決すべき課題となる
現状が明らかになったところで、あるべき姿に対する課題を詳細化してみます。先の分析から、トレーニング期間のアドバンテージを活かし、中長期で課題と向き合う覚悟です。
これまでは我流でトレーニングしてきましたが、最終的な目的がパーツごと体を絞る必要があったり、腰のケガの長期的な改善につなげたりすることであったため、これらの優先度を高く設定。予算の問題は、必要であれば会社の副業制度の利用も視野に入れて検討しました。対応方法では、ターゲット(=川邊)が起こしそうな行動を予測し、最適化された対策を考案しました。
次から次へと明らかになった課題を、どんなスケジュールで解決していくか。この勢いのままロードマップ作成に取り掛かります。
ロードマップの策定と具体的な施策
プロジェクト期間としては、約3年間を想定してスタートしました。現在(2021年10月時点)は目標を設定してから2年目くらいです。
第1フェーズ(2019年10月~2020年3月)
まずは半年かけて、デスクワークで鈍った体を目覚めさせることから取り組みました。このフェーズでの最大の目的は、基礎体力をつけ、トレーニングに耐えられる体をつくることでした。
エミリーさんは、役づくりのためにまず重りをつけて基礎的な運動をし、体を慣れさせることから始めたそうです。
それにならって、私もプロジェクト基盤=基礎体力を整えることから取り掛かりました。週一ペースでトレーニングを行い、有酸素運動と自重運動を効果的に取り入れた基礎体力づくりメニューを意識しました。
半年経つ頃には、息切れしながらこなしていたメニューを物足りなく感じるようになった事が最大の成果でした。一方で達成率が100%になっていない理由としては、有酸素運動への苦手意識が抜けきらなかった点と自重運動では重量が思ったより軽かったため、あと一歩としています。
次フェーズに突入する前に、この振り返りを行うことがとても大事なんです。今後の投資度や体制整備へのモチベーションが変わってきます。
第2フェーズ(2020年4月~2021年4月)
マシーンに慣れながら、全身にまんべんなく筋肉をつけること目指した第2フェーズ。あるべき姿では全身が引き締まっている必要があります。全身のバランスを整えることを前提に、ただトレーニングするだけでなく筋肉をつけるための食事も意識して取り組みました。
軽い負荷で正しいフォームを身につけることから始め、全身にむらなく筋肉をつけて、部位強化の際の器となる形を目指しました。加えて本フェーズは、重量を重くしたり新しいマシーンを使用したりする、横展開のための準備にもなります。
サーキットトレーニングは、マシーン運動を一通り行った後に行うため、メニューをもっと重くするに至らず85%という悔しい結果となりました。が、これらの施策だけでは筋肉痛を感じなくなり、比較的早い段階でほとんどの目的を達成することができました。
筋肉の下地が整ったところで、次フェーズでは筋肉の付きが悪かった部位に加えて、余分な脂肪を燃やすことに気を付けていきます。
第3フェーズ(2021年5月~2022年5月)
期待成果が早く出始めたためフェーズを前倒ししつつ、執筆時現在、特定の部位を強化するフェーズに入っています。
映画出演時のエミリーさんのコンディションは以下のような特徴があります。
- 固そうな臀部の筋肉
- 腹筋がおそらく2つくらいには割れている
- 腕の筋肉がうっすら見える
そんなエミリーボディに近づくための追い込みメニューを策定しました。具体的には、第2フェーズで負荷を軽めにしたことで下半身の筋肉の付きが遅かったので、臀部と腹筋を中心に下半身をいじめ抜きます。
また、避けていた肩まわりのトレーニングや食事制限もメニューに取り入れることで、シルエットラインにも意識を向けていきます。
仕事も体づくりも戦略的思考しか勝たん!
現在のボディラインと残タスク状況から、プロジェクトの進捗率はおおよそ75%といったところ。遅延なく想定通りのステータスです。
本プロジェクトが順調にドライブしているのは、目的と課題と施策を計画立てて遂行する戦略的思考の賜物だと、自己分析しています。「イントリックスの戦略部門で学んできたノウハウや経験が、プライベートでも役立つなんて(笑)」。そんな印象です。フェーズごとに評価・見直しを行ってきたことも、フレキシブルな軌道修正に大いに役立ちました。
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