BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

勤続10年を超えても新しい発見があるIAの仕事とイントリックスの魅力

対談・インタビュー
ゆるやか広報班 編集部
2013年に中途採用でイントリックスに入社し、2023年に勤続10年を迎えた吉川奈美さん。主にインフォメーションアーキテクト(以下、IA)として活躍する吉川さんに、IAの面白さやイントリックスの魅力について伺いました。

「Webの情報設計に専門的に取り組みたい」がイントリックス入社のきっかけに

――吉川さんは2023年3月で勤続10年を迎えました。イントリックスにはどのようなきっかけで入社されたのでしょうか?

吉川:前職では、印刷会社のWeb制作部門でWebディレクターをしていました。そこで、業務の一環としてBtoB企業のサイト制作に携わっていたんです。膨大な点数の中から最適な製品を探しやすくするために情報を整理したり、ワイヤーフレーム* を書いたりするのが面白いなと感じました。
Webサイト制作のノウハウをもっと吸収したいと考えていたときに、IAという職種があることを初めて知ったんです。IAの職種を募集している企業を探している中でイントリックスに出会い、「自分のやりたいことと合っているかもな」と思ったのが入社のきっかけですね。

* ワイヤーフレーム:Webページにおける情報の優先順位やレイアウトを定めた設計図のこと。

吉川 奈美(よしかわ なみ)。インフォメーションアーキテクト。2013年にイントリックスに入社後、主にグローバルサイト・国内サイトのリニューアル案件における情報設計やWebディレクションを担当。現在はインフォメーション&コンテンツデザイン部の部長と、インフォメーションアーキテクチャ課の課長を兼任している。昔ながらの雰囲気を感じるインテリアや街並みと、ロックな音楽をこよなく愛す。

——IAの業務を専門でできる企業を探している中でイントリックスを見つけたのですね。イントリックスではどのような業務を行っているのでしょうか?

吉川:業務内容はプロジェクトの種類によって変わりますね。
イントリックスには大きく分けて3つのプロジェクトがあります。1つ目が、お客様が抱えるデジタルコミュニケーションの課題を抽出し、解決策を考える「戦略」のプロジェクト。2つ目が、解決策を形にする「制作」のプロジェクト。3つ目が、サイトのデータ分析や更新などを行う「伴走支援」のプロジェクトです。イントリックスにおけるIAは、主に戦略 のプロジェクトと制作のプロジェクトに関わる職種です。
戦略のプロジェクトでは、「お客様への課題のヒアリング」「ターゲットユーザーの調査」などから関わることがあります。制作のプロジェクトでは、戦略のプロジェクトで調査した情報を引き継ぎ、お客様の課題を解決できるWebサイトを形作っていきます。具体的には、ユーザー体験を向上させ、ビジネス課題を解決するためのWebサイトの全体構成や、ワイヤーフレームの作成などを行いますね。

——Webサイトのワイヤーフレームを作るだけでなく、課題のヒアリングからも関わっていくのですね。

吉川:そうですね。これまでは課題のヒアリングから関わる機会は少なかったのですが、サイトの情報設計をする上で、お客様に必要な情報をヒアリングすることも含めてIAの仕事だと考えています。今後はIA自身が情報設計のヒアリングを行う機会をどんどん増やしていきたいです。

入社当時のイントリックスは体育会系!?実践を通してIAのスキルを習得

——Webディレクターから転身されたとき、IAの業務は全くの未経験だったと思います。IAの専門知識は、同じ職種の先輩から教わったのでしょうか。

吉川:IAの先輩と同じプロジェクトに入ったときには、実践を通してアドバイスをもらっていました。ただ、当時は社員が30名にも満たなくて、IAの先輩と一緒にプロジェクトに入る機会が少なかったんです。なので、先輩に教えてもらうだけでなく、自分でも書籍やWebサイトでIAの知識を身につけていきました。あとは、業務委託のIAの方にアドバイザーとしてプロジェクトに入ってもらうこともありましたね。教えてもらうというよりは、プロジェクトを経験しながら自分のやり方を模索していったイメージです。

——IAの業務の中で、特に大変だったエピソードはありますか?

吉川:初めてメインのIAを担当した、とある大規模サイトのリニューアル案件が印象に残っていますね。大規模サイトのリニューアルに関わること自体が初めてで、どのように業務を進めていくかが全く見えない状態でした。「締め切りが迫ってるからやるしかない!」という状況の中で、時にはハードな時間まで業務をしていたこともありました。
最終的には、ワイヤーフレームを書き上げてデザイナーさんに渡すところまでをやり切ることができました。当時はしんどいなと思いながらやっていたのですが、今はやり切れて本当によかったなと思います。大変だった分、達成感も大きかった案件として、今でも一番に思い浮かびますね。

——イントリックス黎明期から在籍されている方に話を聞くと、そういったスポ根エピソードがけっこう出てきますね。

吉川:ありますね。全体的に今より残業時間が多かったですし、ある意味昔のIT企業のような雰囲気も一部に残っていたのではないかと思います(笑)。
お客様とのエピソードで言うと、私がメインのIAを担当した、とある企業のサイトリニューアル案件が印象に残っていますね。そのお客様はビジネスに対する視座がとにかく高く、こちらの提案内容が制作の視点に偏ってしまっていた際には 鋭いご指摘をいただくことがありました。

——身に染みてわかります……。ぐうの音も出ないご指摘をいただくこともありますよね。

吉川:そうなんですよ(笑)。お客様のビジネスに貢献するためにとことん考え抜く姿勢は、その案件ですごく鍛えられました。お客様からの鋭いご指摘は事実として受け止めて、「次はもっと期待に応えられるようにするためにどうすればいいか」という点に集中することで成長の糧にしていきました。

入社してからの10年間で、物事をフラットに見られるようになった

——反対に、嬉しかったことや達成感を感じたエピソードがあれば教えてください。

吉川:一つの案件を社内のチームでやり切ったときに喜びを感じることが多いですね。中でも、1〜2年単位での中長期のプロジェクトの場合は「終わったー!」という達成感と解放感が大きいです(笑)。

——苦労が大きいぶん、達成感も大きくなりますよね。10年間を通して成長を感じたエピソードはありますか?

吉川:自分の中で大きな収穫だと感じるのは、物事をフラットに見られるようになってきたことですね。
入社当初は、自分の意見が正しいと決めつけてしまうことや、反対に自分の意見に自信がなくて人の意見に左右されてしまうことが多かったです。ただ、自分を大きく見せようとせず、「今はできないことがあっても仕方ない。これからできるようになればいいんだ」と気づいたときから物事を見る目線が変わったように思います。相手の意見をいったんは素直に受け止め、「プロジェクトを成功させるために必要なものかどうか」という視点で物事の取捨選択ができるようになった気がします。

社長の気賀さんも、「自分たちが教科書のない世界にいることを強く意識しよう」とよく言っています。正解はないので自分たちで道を作っていこう、という考えがイントリックスの根底にあるからこそ、獲得できた考え方なのではないかと思います。

新しい発見の連続で、気づけば勤続10年に

——入社から10年間、大変なことがたくさんあった中でも勤続できた理由は何だと思いますか?

吉川:新鮮な発見が毎回あることが一番の理由だと思います。一見すると似たような案件でも、扱っている商品もエンドユーザーも社内事情もお客様によって少しずつ違うんですよね。新規のプロジェクトに参加するたびに新しい気づきに出会えるのがすごく楽しくて、気づいたら勤続10年になっていました。

——吉川さんがやりがいや成長を感じるポイントに、新しい発見というものが大きく関わっている気がします。

吉川:そうですね。仕事をするからには何かしらの面白さを見つけよう、という気持ちが強いのかもしれないです。業務の内容自体は同じでも、「2回目にやるときは1回目での気づきを活かそう」「お客様のビジネスにもっと貢献できる方法を探そう」と常に思っています。仕事は自分自身の向き合い方次第でいくらでも楽しくできるので、マンネリを感じたことはないですね。

——「新しい発見」という点で言えば、数年前からマネジメント業務も担当されていますよね。プレイングマネージャーとして仕事をする中で感じたことがあれば教えてください。

吉川:実は、もともとマネジメントは自分でも向いていないと思っていたんです。ただ、声をかけていただいたタイミングで、やったことがないのに向いていないと判断するのは違うと思ってチャレンジすることにしました。
部下の方と1対1で話す機会が増えたことで、「この人ってこんなことを考えていたんだ」という発見が思った以上にたくさんありましたね。さまざまな価値観に触れることで、自分の価値観が広がるきっかけにもなっています。

——マネジメント業務でも、「自分以外の人の価値観を知る」という新しい発見につながっているのですね。これまでのお話を聞いていて、吉川さんのモチベーションの源は新しい知識や経験を得ることに集約されている気がしました。

吉川:たしかにそうですね、言われてみれば。自分では安定志向だと思っているんですけどね。穏やかな余生を送りたいという(笑)。

イントリックスに合っているのは「よりよくするために」をつき詰められる人

——イントリックスの雰囲気についても伺えればと思います。吉川さんから見て、イントリックスにはどのようなメンバーが多いと感じますか?

吉川:夢中になれる何かを持っている人が多いなと感じますね。好きになったものは自分が納得するまでつき詰める、みたいな。

——たしかに、凝り性の人は多いかもしれないですね。

吉川:多いですよね。「私は特に語れるものはないです」という人でも、掘り下げていくと意外な趣味や得意分野があったりします。一見すると落ち着いていて静かな人が多いように見えるかもしれませんが、実際に話してみると情熱を秘めている方が多いですよ。社内でウォーキング対決をした際には、1日平均1万歩以上歩くメンバーが何名もいてびっくりしました。上位に入賞したメンバーは景品がもらえるので、景品をゲットするために燃えている人がたくさんいました(笑)。

——社内イベントに本気で取り組む人が多いのはイントリックスの特徴かもしれないですね。最後に、イントリックスへの入社を検討している方へのメッセージがあればお願いします。

吉川:一つの案件にじっくり向き合いたいという方にとって、イントリックスの環境は合っていると思います。今は業界の流れがとても速く、いろいろな技術や考え方が出てきていますが、その中でも一つのことにじっくり取り組んで考え抜きたい方は一定数いると思うんです。私自身、イントリックスの好きなところの一つに、IAとして情報設計にフォーカスした業務ができることがあります。デザイナーやWebディレクターが情報設計を兼任する会社が多いのですが、イントリックスでは情報設計をメインに、ほかの分野も担当することができます。そのような意味では、自分のやりたいことができる環境なのかなと思いますね。