株式会社日立ビルシステム:コンテンツ拡充戦略策定 「ビルまるごと」カバーできる会社を伝える、優先度と実現難易度をかけ合わせたコンテンツ拡充戦略を策定

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株式会社日立ビルシステム

中長期でのデジタル活用推進に向け、多角的な調査で課題を抽出。これまでリーチできていなかった潜在顧客の獲得に向け、複数事業の商流・商材を分解したカスタマージャーニーをもとに、事業の全体像を正しく伝え、引き合い獲得につなげるためのコンテンツ拡充ロードマップを策定しました。

課題

デジタル活用を実行していくための計画立案が必要に

日立製作所のグループ会社である日立ビルシステムは、エレベーターやエスカレーターといった昇降機の開発・設計・販売・メンテナンスや、防犯カメラや入退室管理、ビル管理サービスなど建物全体におけるトータルソリューションを提供している企業です。同社は中核を担う昇降機事業に加え、建物トータルソリューション事業も含め「ビルまるごと」カバーできる会社として認知されることを目標としていました。

日立ビルシステムではデジタル活用を中長期で強化するべく各種施策を検討していましたが、一方でその優先順位付け・運用体制の整備といった課題も存在していました。今後のデジタル活用に向けて、まずは課題の整理と戦略立案に着手しました。

イントリックスの解決策

優先度と難易度を考慮したコンテンツ戦略をご提案

昇降機・建物ソリューションの事業を展開する同社。建物トータルソリューション事業のターゲットであるビルの価値を高めたい管理者やオーナーは、数も多く、全国に点在しているためリアル営業だけですべてをカバーすることが容易ではありません。また、Webを通じて自ら情報収集をすることが多いため、特にデジタルコミュニケーション施策の効果が特に高いとの仮説をたて、各種調査にあたりました。

現行サイトの調査では、日立ビルシステム社内10事業部へのヒアリング、Webサイトのアクセスログ解析、Webサイトのコンテンツ・機能の過不足を判断するためのヒューリスティック調査、ユーザビリティの調査、競合他社のサイト調査、Webサイト活用における他社のベストプラクティス調査と、日立ビルシステムのWebサイト内外を多角的に分析。その結果、ビル全体に関わる製品・サービスを取り扱う総合力を示すコンテンツの不在、昇降機の保守に特化した競合他社と差別化できる情報発信の不足、今後デジタル活用の核となりうる建物トータルソリューション関連コンテンツの拡充、情報構造の再設計、老朽化したインフラなど、さまざまな改善点が抽出されました。

戦略立案の中で特に注力したのが、コンテンツ。調査で明らかになった重要課題を解決するために、同社の商流を細かい粒度で整理し、顧客となるターゲットの細分化、ターゲットごとに届けるべきコンテンツの精査を行いました。

日立ビルシステムのターゲットを大別した表の一部。これをもとに日立ビルシステムと議論し、情報発信のターゲットの優先度を決めていきました。

カスタマージャーニーをもとにしたあるべき姿も実現できなければ意味がありません。各種のコンテンツの優先度、そして既存サイトから再活用できるコンテンツを棚卸しすることで、実現性のあるコンテンツ拡充ロードマップに落とし込みました。

昇降機の保全・リニューアルや建物トータルソリューション事業と関連性が高いコンテンツほど優先度を高く設定し、制作の実現難易度とかけあわせて4象限の表にまとめました。

成果

デジタルマーケティング活用に向けた土台が完成

企業全体、そして1つ1つの事業部の課題と必要施策を整理したことで、今後取り組むべきテーマが明確になり、計画的な改善が本格スタートしています。コンテンツ戦略を策定する過程で整理した情報をもとに「ビルまるごと」カバーできる会社を伝えていくためのコンテンツを先行整備し、短期・中長期の視点でWebの改善が進んでいます。

「日立ビルシステムが何をしている会社なのか」を表現したコンテンツ。日立ビルシステムの全体像が同社を詳しく知らない人にも伝わるようにグラフィック化され、それがサイト上で同社の製品・サービス群を整理するための軸にもなりました。

具体的なデジタルコミュニケーション戦略で着手すべきことがクリアに

株式会社日立ビルシステム

経営戦略本部 ブランドコミュニケーション部
野村 耕治

当社がさらなる成長を遂げるためには、戦略的なデジタルコミュニケーションが必要なことは理解していましたが、何から手をつければいいのかわかっていませんでした。デジタル活用を進めるためにやるべきことが多くある中で、イントリックスさんには、事業ごとのWebサイト上の課題や施策の実現難易度を加味して、何をどのような順番で作っていくべきか、その道筋となるコンテンツ拡充戦略を立案してもらいました。BtoB業界の商流に関する知見をイントリックスさんがお持ちだったため、非常に納得感のある戦略ができあがったと感じています。コンテンツに限らず、デジタルコミュニケーションに関わるテーマを網羅的に整理していただいたので、やらねばならないことの全体像が可視化されました。その道のりは長いですが、何から始めればいいのかはっきりしたので、一つひとつ施策を前進させていきたいと思います。

BtoB企業のデジタルコミュニケーションを総合的に支援しています

BtoB企業に特化したサービスを提供してきたイントリックスには多くの実績とノウハウがございます。現状のデジタル活用の課題に対し、俯瞰した視点でのご提案が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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