ベンチャー企業三社が、数ヶ月に渡り合同で行ってきた新入社員研修。最終課題を終えて、学んだことや反省点を振り返ってみました。
こんにちは、中井です。
“何考えてるか顔にあまり出ないよね”と言われる地蔵のような私ですが、自分でも「あのときは情熱的だった」と他社の新卒の2人と切磋琢磨した日々が懐かしいです。
あれから2か月も経ったと思うと、月日は早いなと感じますが、今改めて、研修を通して学んだことをご報告いたします。
三社合同研修とは?最終課題とは?
(株)ソフィアの小林さんと㈱ジーンアンドフレッド水野さんとともに受けた三社合同研修とは前回の管理部の古賀さんの記事にも詳しい成り立ちが書かれていますが、新卒1人しかいない会社3社が集まり、私含めた3人の新卒の為に行われた研修です。
全8回の座学を通し、ベンチャーで働くための心構えから、企画の作り方など実務に直結することまで様々な内容を学び、最後の1ヵ月はプロジェクト式の最終課題に取り組みました。
「●●会社にインバウンド戦略におけるコミュニケーションツールの企画提案を行ってください。リソースは104時間で、Webコンテンツ案とフライヤーと提案書を含めた最終プレゼンを1か月後にお願いします。」というのが私たちに与えられた課題でした。
最終課題の前に受けた様々な座学内容を実践する場ということで、先輩にヘルプを求めることなくなるべく自分たちだけでやる!相談も基本ナシ!という比較的シビアな条件下での課題でした。
(と言われながらも、「○○な場合って社会人としてどう対処すればよいのか、最近悩んでるんですよ~」みたいな感じで、せこせこ聞いたりしていました。)
移動時間って勤務中?リソース外?
今回“研修”でありつつも、自分たちでリソースを管理することが必要とされており、移動時間もリソースに含まれているということに途中で気が付いた私たち。
でも、よく考えると、1日8時間の仕事の時間の中で移動時間を考慮しなければ残業することになってしまったり、時間が足りない!となってしまうのは至極当然ですよね。
今回、(株)ソフィアさんと(株)ジーンアンドフレッドさんのオフィスがそれぞれ、麻布十番と六本木だったこともあり、イントリックスのある品川から行くには40分ほどかかりました。
往復になると1時間を超え、企画内容を熟考しようにも、「あれ?今週もう、時間が残ってない!」となることがしばしば、、、
そこで、考えることなどはなるべくバスの中で考え、スマフォ等にメモしたり、調べたいことも、できる限り移動時間中に行いました。
たまたま電車移動ではなくバス移動だったこともありますが、移動時間中って意外と集中出来たりもします。
実務になると社外秘なことはたくさんあるとは思いますが、自分の頭の中で考えて、他人にはわからない形でメモすることは比較的行いやすいのではないかと思いました。
このように、“移動時間も勤務中である”と意識することで、オフィスで作業できる時間を正確に捉えることが、ちゃんと実行できるスケジュールを立てることにつながると思いました。
打ち合わせ≠座談会!
約1時間の打ち合わせを定例的に行っていたものの、ある日、「ただ、話し合う」だけで終わってしまった日がありました。
「打ち合わせを行うこと」を優先してしまい、「打ち合わせで何を決めるか」「その打ち合わせまでに何を準備していくか」「その打ち合わせを終えてどういう行動が必要になってくるか」などを全くイメージすることができていなかったからです。
ただ話し合っていては打ち合わせにならない!と改めて気づき、オフィス間の距離もあることから、「集まらなくてもできること」「集まって話した方がよいこと」をもう一度考え直し、また、電話やチャット上でのコミュニケーションを増やすことにしました。
限られた時間をどう使うかを意識してプロジェクトに取り組めたことは大きな収穫でした。
「その企画、結局売上いくら上がるの?」「・・・。」
中間発表で「その企画、自分たちは面白いと思ったの?」と講師を務めていただいた先輩方に言われ、「・・・。」となってしまった私たち。
そこから、より企画自体を魅力的にしよう!と、提案先の企業が抱えているであろう課題を解決する素敵なプランを追い求めるあまり、予算や売上について全然考えることができていませんでした。
最終プレゼンで、「その企画素敵だけど、Webコンテンツを増やして、フライヤーも作ったら一体どれほどの利益が見込めるか?」と聞かれ、茫然となってしまったのはちょっぴり苦い思い出です。