その研修を通し、Web制作の運用フローを一通り理解し、制作現場での基礎知識が身に付きました。戦略部門に属しながら、もともとWeb制作への興味が高かった私にとって、現場で実体験をする絶好の機会となりました。
半年~1年:戦略部門の所属なのに、撮影プロジェクトに入る!?
入社からちょうど半年が過ぎた頃、Webサイトに掲載する製品写真撮影のプロジェクトにアサインされました。
「えっ。撮影って、Web制作部門が担っているものじゃないの? 森口は戦略部門のアナリストでは?」と疑問に思ったあなた。よい質問です! 冒頭で、当社の社内体制は3部門に分かれていると説明しましたが、本人のスキルと希望を考慮のうえ、部門をまたいでさまざまなプロジェクトに携われるのです。
私は約100点もの製品撮影プロジェクト、そして立て続けに、自社の採用サイトに掲載する人物撮影プロジェクトに撮影アシスタントとして臨みました。
撮影の基本の「き」も知らなかった私は、またしても先輩たちの多大なサポートとグーグル先生(笑)の力を借りて、撮影製品のリストや香盤表(撮影する製品・モデル名、撮影場所、所要時間などを記載した撮影を円滑に進めるための資料)の作成、ロケハン、撮影後の原状復帰(撮影時に使用したモノや場所を元の状態に戻すこと)などを行いました。
2つの撮影プロジェクトを通し、製品写真・人物写真を制作する一連の過程をつぶさに観察。普段、何気なく見ているサイトの写真ができるまで、裏側ではこれほど多くの準備と労力を要することに驚かされました。
また、出来上がった写真から伝わってくる製品・人物の魅力から、改めてビジュアルが持つ視覚的訴求力を再認識しました。(余談: テクノロジー部門に所属し、戦略プロジェクトのマネジメントやWebディレクションを行って、“ひとり三位一体”を成し遂げてしまう強者もいます。)
イントリックスだからこそ
本記事を書いている今、私は再び調査プロジェクトにアサインされています。入社後、最初に携わったプロジェクトでは、会議中に有意義な発言をするのもままならず、苦悩していたのに、現在は自分が用意した資料を堂々とクライアントに説明できるようになりつつあります。制作面では、自社サイト運用のWebディレクションを一人で任されることが増えました。他社を経験していないので断言できませんが、「入社1年目でWebサイトの構築に関する上流から下流までを経験できるのは、イントリックスだからこそ」と思っています。
当社CTO(最高技術責任者)の猪目が別の記事で、