BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

イントリックス社員が熱い趣味プレゼンを行う「プチ勉強会」をチラ見せ

イントリックスのこと
大西 泰輔
こんにちは、マーケティングストラテジー部門の大西です。

イントリックスでは、約4年前から「プチ勉強会」というランチイベントを行っています。プチ勉強会とは、風通しが良く、活発に意見交換ができる環境づくりを目的に、社員同士がお互いを知るイベントです。週に1回、社員の一人がスピーカーとなって、それぞれの経歴や趣味などを語ります。

このプチ勉強会、蓋を開けてみると一人ひとりのこだわりように驚かされます。今回はイントリックス版「マツコの知らない世界」とも言える(?)プチ勉強会の中から、過去に行われたプレゼン内容の一部をご紹介します。

第35回「クラフトビール、飲んで比べて」

クラフトビール大好きな社員の知識が爆発していた回です。やたら詳しい表を作って、ビールの味を決める要素やビアスタイル、クラフトビールの調達方法などを解説してくれました。

普通のビールとクラフトビールの違いに関する解説はもちろん、ラガーやピルスナー、ペールエール、IPA、ホワイト、ヴァイツェン/ヴァイス、スタウト、ポーター、セゾンなど「よく聞くビアスタイル」それぞれのクラフトビールを飲んでみた印象まで資料化されていました。クラフトビールにこだわって飲み続けた結果、見えてきた違いが実体験とともに語られ、気がつけば就業後に最寄りのクラフトビールの店を探していたほど。

もちろん関東近郊のクラフトビール専門店から、量り売りしてくれるお店情報まで完全網羅! この資料ひとつあるだけで通になった気分になります。

業務後には試飲会も開催。座学+実践という参加者にはたまらない勉強会でした。

第37回「ミュージックビデオってどうやって作ってる?」

かつてミュージックビデオやテレビの企画制作に関わっていたデザイナーが、私たちが普段何気なく見ているミュージックビデオの制作フローや業界用語を解説してくれました。

なかなか触れることのない映像業界用語がおもしろいんです。例えば「メダカ」。パッと聞いたら魚の名前だと思いますが……、

映像用語では、例えばカメラの高さを視聴者の目線に合わせる際に、「視線の高さ」という意味で「メダカ」という言葉を使う場合もあるそうです。

もうひとつ。「シロホリ」と言われても、「お城のまわりの外堀?」などと想像しちゃうところですが……、

白壁スタジオの呼称なのだそう。イントリックスで映像撮影に臨む際は、この資料を読み返して 専門用語を覚えてからスタジオに赴きたいと思います。

勉強会の後半では、歴代の名作ミュージックビデオを鑑賞。制作フローを知った上で見ると、また違った魅力を感じます。ちなみに、共有されたリストは下記の通りです。

紹介されたミュージックビデオ

  • Bob Dylan – Subterranean Homesick Blues
  • Michael Jackson – Thriller
  • a-ha – Take On Me
  • Journey – Separate Ways (Worlds Apart)
  • Jamiroquai – Virtual Insanity
  • The Chemical Brothers – Star Guitar
  • Bjork – All Is Full of Love
  • OK Go – Here It Goes Again
  • Gorillaz – Clint Eastwood
  • Childish Gambino – This Is America

第51回「コンバース オールスターと大人の事情」

この回では、世界中で愛されるアメリカのシューズブランド、コンバース大好き社員が登場しました。

1917年の創業以来、100年以上積み重ねられた歴史から、「スニーカー」という呼称の由来、ただ褒めるだけじゃないコンバースの良いところ・微妙なところ、コンバースでのコーディネート例、そしてコンバース特有の成型方法まで詳しく解説。さらにアメリカと日本の規格の違い、コンバースをめぐる企業間の訴訟問題まで語られました。

好きすぎるあまり、自身のコンバースオールスターのカスタマイズまでしちゃう社員。ほとばしるコンバース愛に脱帽です。

第53回「酒器コレクション」

陶芸家の個展などにも足を運ぶ酒器好きの社員が、渋く奥深い酒器の世界を垣間見せてくれた回です。

粉引や飴釉などの焼き物の種類に始まり、注目の作家さんやその作品を紹介。最後には、自分の酒器も写真で見せてくれました。「日本酒の種類やそのときの気分で酒器も変えられると呑んでて楽しいですよね」という言葉に、社内に多数いるお酒好きな社員の関心度も高まったはず。

スピーカーとなった社員の酒器コレクションは渋い色合いが印象的です。この選び方、男心をくすぐられますね。発表資料には、関東近郊のオススメ陶器店のリストも添えられていました。

第68回「知床シーカヤックツアー」

2005年に世界自然遺産に登録された北海道の知床半島。71,100ヘクタールにも及ぶこのエリアでは、その大自然を存分に満喫できるアクティビティが数多く揃っています。そんな知床を1週間かけてカヤックでめぐる旅に、登山をはじめ自然に触れることが大好きな社長が挑んできました。

知床にはシマフクロウやオオワシといった絶滅危惧種を含む野生動物が数多く生息しており、この旅でも20頭近いヒグマに遭遇したとのこと。また、「ジュラシック・パーク」に出てくるような見上げるほど巨大な石壁の下を、1週間ずっと漕ぎ続けたそうです。披露された写真のスケールがあまりに大きく、こうした風景にいつか自分も……と思った社員も多かったようです。

ここでは紹介しきれないほどの写真と思い出があり、このお話だけで本を1冊書けてしまいそう! 身ひとつで大自然に挑んできた知床1週間シーカヤックの旅には、常に何かに挑戦する気概を持つ、研鑽の姿勢の大切さを教えてもらえた思いです。

熱いこだわりとBtoBデジタル支援は親和性がありそう

イントリックスが手掛けるBtoBのデジタルコミュニケーションは、普段の生活ではなかなか触れることのない世界です。

クライアントの商材やサービス、組織の形態によって、課題や解決方法も多種多様。だからこそ、商材やサービスの先に広がる世界に身を浸し、深く理解することで、クライアントが期待する成果と、そこに必要なデジタルコミュニケーション支援のあり方を導き出すことができます。

1時間というプチ勉強会の持ち時間を余すところなく使い切るイントリックスの社員は、趣味嗜好の世界であってもそれぞれが独自の潜り方を探っており、その深掘りのしかたが仕事にも役立てられています。教科書のないBtoBデジタルコミュニケーションの世界だからこそ興味をもって取り組み、各々の特性が仕事でも活きる形でお客様のデジタル活用に貢献できているのかなと、プチ勉強会を開くたびに感じています。