LinkedInの機能(無料版)
LinkedInの無料版ではどのような機能が利用できるのでしょうか? 会社ページに記載できることや、つながり機能、LinkedIn独自のコンタクトという概念などについて詳しくご紹介します。
会社ページ
LinkedInの無料ページでは、会社概要を掲載し、また投稿やイベント、社員一覧などを作成することで、求職者に企業の基本情報と活動内容について知ってもらうことができます。
会社概要として記入できる項目は、企業名、WebサイトURL、業種、組織の規模、組織の種類、オフィス所在地、ロゴ、タグライン(120文字以内での組織紹介文)などです。
投稿では文章や画像、動画などを用いて、ブログ形式で自社の取り組みやプロモーションを発信することができます。また、対面・オンライン問わずセミナー・ワークショップなどのイベントをアナウンスする機能もあり、社員一覧では自社メンバーの顔ぶれについて紹介可能です。
つながり機能
ビジネスSNSとしてのLinkedInで注目したいのが「つながり機能」です。つながりとは、アカウント同士が承認することで成立するフォロー・フォロワー関係であり、つながりを持ったユーザー同士はメッセージを送りあったり、会社ページのフォローを依頼したりできるようになります。
会社ページを作成するには、LinkedInの個人アカウントを作成し、2つ以上のつながりを持つ必要があります。もともとの知り合いや関係者につながり申請をしたり、LinkedInの検索機能でプロフィールに「つながり申請歓迎」などのタグ付けをしているユーザーを探したりすると、つながりを増やしやすいでしょう。
なお、つながり申請の上限は3,000件と定められています。
コンタクト
LinkedInではつながりを持つ相手のことを「コンタクト」と名づけています。そのつながりの強さによってコンタクトには1次・2次・3次の3種類が存在し、互いにフォロー・フォロワー関係にあるつながりを「1次コンタクト」、1次コンタクトを介してつながっているユーザーを「2次コンタクト」、2次コンタクトを介してつながっているユーザーを「3次コンタクト」と呼びます。
無料版で直接メッセージが遅れるのは1次コンタクトだけであり、そのアカウント数の上限は3万人と定められています。つながり申請の際には300文字以内でメッセージを添えることができ、簡単なあいさつや共通の人脈(1次コンタクト)について記載するのが一般的です。
足跡
ほかのユーザーのページを閲覧した記録が残る機能を、SNSでは足跡といいます。
たとえば、日本で流行したSNSの一つであるmixiを利用する際に、足跡機能を利用したことがある方もいらっしゃるでしょう。LinkedInにも同様の機能があり、プロフィールを閲覧するとその記録が残ります。
LinkedInからログアウトする、設定&プライバシーの公開設定から足跡が残らないモードを選ぶなど、足跡を残さないようにする方法もあるのですが、足跡を残すことを気にしないユーザーも少なくありません。
企業にとって足跡は、自社に興味を持つ人材を見つける手段のひとつです。有効に活用することで採用に役立てられる可能性があることは押さえておきましょう。