BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

長期に渡るBtoB支援で活躍できる3つの素質
イントリックス代表が求める人材像とは⁉

採用
氣賀 崇
イントリックスは、BtoB企業のデジタル活用支援を行なっています。戦略立案やWebサイトの設計・構築を中心に、業務システムとの連携から、UI改善/コンテンツ企画/オウンドメディアの運用支援と、デジタル活用に必要なテーマを本当に幅広く扱っています。 中途入社の社員の多くは、「どうして40人規模の会社でこんなに色んなことができるの???」と驚きます。そこで、どんな方が当社で活躍していただけるのかについて、イントリックスの特徴を紹介しながら説明します。

BtoB支援の醍醐味は、七転び八起きの長期戦

デジタル活用支援にはさまざまな内容の仕事がありますが、目指すゴールはひとつ。それは、「当社のお客さまであるBtoB企業の製品・サービスが、今よりももっと世界中で使われるようになること」です。

そのために、会社や製品・サービスの訴求を行いますが、必要なのはそれだけではありません。

一連のプロセスを継続的に回せるようになるためには、ルールやシステムの整備、社内の巻き込み・啓蒙、予算獲得、体制構築、人材育成、外部ベンダー活用などが不可欠です。

欲張りすぎに聞こえるかもしれませんが、その中の一部を整えただけではどこかで失速してしまうので、イントリックスは本気でこれらすべてをそろえるお手伝いをしています。

もちろん一足飛びにすべてを手に入れることは不可能ですから、時間をかけて一つひとつ整備していくことになります。実際には、七転び八起きの連続です。

備えるべき「ポジティブマインド」「課題設定力」「自走力」

プロジェクトはすべてが長期戦です。当社は今年10周年を迎えましたが、5年以上お手伝いを続けているお客さまが半数以上を占めています。時間はかかっても、BtoB企業がもっと世界で活躍できるよう、確実な前進を図るお手伝いをするのがイントリックスのやり方です。

長期戦に臨む上で必要となる姿勢・スキルは、「ポジティブマインド」「課題設定力」「自走力」の3つです。

1. ポジティブマインド

「デジタルを活用する」ことは、BtoB企業にとって全く新しいテーマです。ネットの商用利用が始まったのは20年以上前ですが、設計、生産、販売などの伝統的な企業活動と比べると、ようやく経営層に認知された程度の段階と言えるでしょう。ですから、予算や体制、ノウハウからルール、はたまた周囲の理解、何のためにやるのかという目的まで、いろんなことが曖昧であり、不足しています。

しかし、歴史が浅ければ何も整っていないのも当たり前。むしろ何もないからこそ、BtoB企業は悩み、当社にご相談くださっている訳です。

この状況に、「何もないから動けない……」ではなく、「何もないなら私が作ろう」と感じる方にとって、イントリックスは魅力的な場だと思います。

今のデジタル活用のステージは、都市の発展段階で言えば、戦後の焼け野原みたいなもの。それくらい、すべてがまだ始まったばかりの状況です。長期戦では、何もない中にも一筋の光明を見つけ出す、ポジティブマインドが欠かせないのです。

2. 課題設定力

長期で取り組まねばならないということは、大きな問題がたくさんあるということです。何が問題なのかを見誤ると、解決への努力はすべて無駄になりますから、正しい課題を設定する力が問われます。

例えば、日本のグローバル企業がよく挙げるWeb活用の課題に、「グループ内でのWeb活用の水準のばらつき」があります。しかし、国や事業の事情はそれぞれですから、ばらつき自体が即問題ということではありません。ばらつきをなくすことを目的化し、そのためのルールを作っても守られることはなく、状況は変わらないでしょう。

問題の本質は、共通化できる部分までをも個々に取り組んでいることにあります。正しい対処方法は、何を共通化し、何を各国・各事業任せで良いのかの切り分けから始めることなのです。

山に登る時、入り口を間違えてしまうと目的の山頂にたどり着けません。優れた体力があっても、違う山を登っていたのでは徒労に終わるだけです。

長期戦は、正しい入り口を見つけることができて初めて、まともな戦いができるのです。

3. 自走力

長期の取り組みでは、テーマが多岐に渡ることから、必然的にタスクも関係者も多くなります。

例えば、グローバルサイトをフルリニューアルする場合、新デザインの検討を行いながら、世界展開しやすいテンプレートの設計や、コンテンツの企画、Webシステムの設計などを同時に進めます。すべてのタスクは相互に影響し合うため、横連携が重要になります。

その時、各タスクの担当者は、他の担当者からのインプットを待っていてはいけません。自分のタスクを前に進めるために、どんな情報が必要なのかを伝え、必要な時に必要な情報が入るようにしておく必要があります。待ちの姿勢では、無駄な時間が生まれ、ボトルネックになるだけです。

また、お客さまや他のチームに依頼をする場面も多いため、スムーズに引き受けてもらい、質の高いアウトプットを期限までに仕上げてもらえるよう、普段からのコミュニケーションも欠かせません。

全体の統括や横連携の推進はプロジェクトマネージャーやWebディレクターの役割ですが、すべてに目が届く訳ではありません。日常的な部分は、タスクの担当者が自らやるべき事を見つけ、率先して動けるかどうかで、全体の進行も品質も全く違うものになります。

未開拓地をトライ&エラーで切り拓く楽しみを

日本のBtoB企業が本当の意味でデジタルを使いこなすようになるには、少なくともあと10年はかかるでしょう。体制やシステムプラットフォームを整え、人材を強化し、各関係部署がデジタルを当たり前のものとして、コーポレートコミュニケーションにも、マーケティングコミュニケーションにも活用していく道のりは、決して平坦ではありません。

このように解決に時間のかかる大きなテーマは、検討すべき要素が複雑に絡み合っており、いきなり細部を詰めようとしてもすぐに行き詰まります。まずはざっくりと大枠をとらえ、トライ&エラーを繰り返す中で、収束点を見出していくことが正しいアプローチであると、イントリックスは考えています。そして、その時に必要となるのが、「ポジティブマインド」「課題設定力」「自走力」なのです。

経験の有無よりも、BtoBへの探究心

「BtoBの経験がないのだけれど大丈夫か?」という質問を受けることがよくありますが、心配には及びません。BtoBのマーケティング経験者がたくさんいないことはわかっていますし、BtoBでもBtoCでも企業のコミュニケーションの本質は変わりませんから、経験の有無は不問です。なにより、未経験でもひとたびBtoB企業の奥深さに触れ、未開分野ゆえにやれることがたくさんあることを理解できれば、この仕事が楽しくてしょうがなくなることは、何人もの当社社員で実証済みです。

お手本がない状態を楽しめる方、そして腰を据えてあるべき姿の追及をしてみたい方のご応募を、心よりお待ちしています。