BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

2022年 新年のご挨拶 「良くなること」だけを突き詰めよう

イントリックスのこと
気賀 崇

明けましておめでとうございます。

世界はこの2年の試行錯誤の中で、徐々に新型コロナとの共存する術を見出しつつあるように思います。まだ予断を許しませんが、出口に向かって少しずつ前進していることだけは確かです。

もはやデジタルコミュニケーションのテーマはやるか否かではなく、いかに早く進めるか、の一点であることが、BtoBの世界にも定着しました。

そこに共通する課題は人材です。

注目を集めやすい有力ベンチャーですら、国内採用には苦戦しており、海外に活路を見出そうとしています。

プログラマーが足りない時代、システム会社は人材を自社で育成しました。パイロット不足の際、航空会社はそれまで航空大学に任せていたパイロット養成を自社でも行うことにしました。

デジタル人材も同じで、市場に十分にいない以上、自社で育てることを本気で考える時期に来ています。

そして今、人材育成と同じく大切なのが、デジタルで「良くなること」を考え続けることです。

デジタルは手段であり目的ではない、とよく言われます。しかし、よく言われるということは、目的化してしまっているケースがよくあるということです。

なぜ、言われ続けているのに、繰り返されるのか?

今は、右も左もDXという時代。手段はいくらでも転がっているので、目的があいまいなままに、デジタルに手をつけられてしまう環境であることが大きいでしょう。既存メディアにはできないことができるので、その目新しさに目を奪われがちな面もあります。

デジタル施策は何であれ、新しいことをやった“感”を覚えてしまうことも、目的を忘れがちとなる理由だと思います。目的を失うトラップがあちこちにあるのです。

ですが、デジタルコミュニケーションの目的は、ビジネスが今よりも「良くなること」。

それしかありません。

であれば、デジタルによって、自社ビジネスの何が良くなるのか。

本当に良くなるのか。

どう良くなるのか。

どれくらい良くなるのか。

良くなるために絶対に欠いてはならないポイントは何なのか。

トラップだらけの環境下では、目指すべき「良くなること」を起点に思考を深め、それに執着することだけが、目的を忘れない唯一の方法です。

誰しもが目的を忘れがちだからこそ、「良くなること」にフォーカスできるか否かが、5年後、10年後のデジタルコミュニケーションの成否を大きく分けることになるでしょう。

イントリックスは、皆様のビジネスが「良くなること」にフォーカスして、お手伝いを続けてまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。