BtoBデジタルマーケティングやWeb制作の情報と、イントリックスの日常風景をお伝えします。

2023年 新年のご挨拶 BtoBコミュニケーションのニューノーマルを探す

イントリックスのこと
気賀 崇

明けましておめでとうございます。

街に人が戻ってきました。ひさしぶりの賑やかな新年に心が躍ります。

レストランには談笑があふれ、国内外への旅行を楽しむ声や出張の話も多くなりました。一時は全く見なくなった外国の方も帰ってきたようです。コロナ禍で大きく変わった社会は、今ニューノーマルに向けて歩み始めています。

最初は半ば強制的に迫られたBtoBのデジタルコミュニケーションも、今はしかるべき形を模索するフェーズに入ったと言えるでしょう。パターンは3つありそうです。

やればできるとわかり、そのまま定着した「デジタルコミュニケーションそのもの」

一度始まったデジタルコミュニケーションそのものが行われなくなることはありません。BtoBの場合は対面へのこだわりが強く、取り組みが遅れていましたが、引き合い増などの効果を通じ、新規顧客の獲得をテーマとするBtoBにとって、有効な手段であることを実感できたからです。

致し方なく行っていたが、コロナ禍前に戻る「非対面商談」

とは言え、BtoB、特に製造業の商材は大型で複雑なものも多く、すべてが非対面で済むわけがありません。商談は対面と非対面の使い分けとなるはずで、すでに、非対面に寄せすぎた分は対面に戻っています。

やってみて見えてきた「より効果的に使うための工夫」というテーマ

ファーストステップとして、Webサイトの充実やSEO対策、オンライン広告・展示会、オンラインセミナーなどの拡充によって一定の成果は出ました。CMS、ログ解析、MAなどのツールも一通り揃っていることでしょう。しかし、デジタルコミュニケーションを高いレベルで活かせていると自信のある方は多くありません。

デジタルコミュニケーションに取り組んできたBtoBの現在地は、Webやツール類の道具立ては揃ったけれど、使い倒せてはいないという状態。課題の1つはデータ活用で、活用そのものへの意識にはじまり、データの読み取りスキル、データを活かす体制、データ連携、誰でも使える仕組み、人材拡充と教育などには、大幅な改善余地があります。

もう1つの課題はコンテンツ。デジタルコミュニケーションとは、口頭で説明する替わりに、コンテンツを提供するものです。データ活用が目指すのも、解析に基づきより効果的なコンテンツを配信することですから、良質なコンテンツの継続的な制作能力が問われています。

かくいう当社も、自社のデジタルマーケティングは課題山積。全体をスムーズに回せるようになるには、日々試しながら改善を続けるしかないと覚悟を決めています。

ただ、多くのBtoB製造業を拝見していると、体制の拡充が確実に進んでいること、そして、日々のPDCAの中で着実にスキルが上がっていることは間違いありません。

ご支援する立場のイントリックスが、まず気を引き締めて学び続けねばならないと感じる2023年。お客様の困りごとを先取りして解決するために、私たちはたゆまぬ努力を続けてまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。