有料のアクセスログ解析ツール8選
では次に、有料版のアクセスログ解析ツールを紹介します。ここで取り上げるのは、以下の8つのツールです。
- Adobe analytics
- AIアナリスト
- User Insight
- Ptengine
- Social Insight
- Dockpit
- みやすい解析
- アクセス解析研究所
Adobe analytics
「Adobe analytics」は、Adobe社が提供しているAdobe Experience Cloudに含まれているアプリの1つで、データの可視化、分析、出力ができるアクセスログ解析ツールです。
AIと機械学習を組み合わせた「異常値検出」と「貢献度分析」と「アトリビューション分析」という機能があり、より深くユーザーの行動データを分析しながら、Webサイトの改善へとつなげることができます。
分析ワークスペースでは、ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるため、分析レポートをスピーディに作成することができます。
AIアナリスト
「AIアナリスト」は、Google Analyticsと連携して使用するアクセスログ解析ツールで、データ解析だけでなく改善ポイントの提示もしてくれます。
クリック率が低い広告を知らせてくれたり、コンバージョン率が高いページを教えてくれたり、といった「AIを使った改善点の提案」も特徴の1つです。分析する項目を設定しておけば自動でレポート作成されるため、作業工程を減らすことができるでしょう。また、無料版を体験することもできます。
User Insight
「User Insight」は、アクセスログを解析するだけでなく「ヒートマップ機能」も備わっているツールです。
ヒートマップとは、Webページ上で読者がどういった行動をしたのか色で「可視化」してくれる機能になります。
この機能によって、ユーザーがどの箇所をじっくり読んでいるのか、どの部分をクリックしたのか、ということを簡単に把握できます。管理画面もシンプルで見やすいので、初心者でも操作に困らないでしょう。
Ptengine
「Ptengine」は、世界で20万以上のユーザー数、国内ユーザー数もNo.1のアクセスログ解析ツールです。このツールもヒートマップ機能を備えており、ユーザーの行動データを視覚的に把握することができます。
自社のデータベース、外部サービスとの統合もできるため、企業のWeb戦略推進にも大いに役立つでしょう。2020年度の利用満足度90%というデータが示すとおり、初心者でも扱いやすいと評価されているツールです。
Social Insight
「Social Insight」は、SNSのデータ解析ができるツールで、ユーザーの口コミ分析、ユーザーの地域や年齢・性別といった分析も可能です。Twitter、Facebook、Instagramなどの投稿管理や、キャンペーンの管理もできます。以下の目的がある企業におすすめです。
- 複数のSNSを管理している
- 競合他社との比較をしたい
- ネガティブ投稿をチェックしたい
今後SNS運用を検討している企業にも、利用価値があるツールです。
Dockpit
「Dockpit」は、自社のデータだけでなく、市場や顧客のニーズ、競合の動向、といったことも把握ができるツールで、3C分析を実施している企業にもおすすめです。
属性ごとに検索キーワードや行動データを可視化することもできるため、自社のターゲットを明確に決めたいときにも役立ちます。競合サイトのURLを入力するだけで、ライバルの「アクセス状況」や「集客構造」を把握することができ、より効果的なマーケティング活動が可能になるでしょう。
みやすい解析
「みやすい解析」は、Webサイトのアクセスログ解析をするだけでなく、営業やマーケティングへの活用も支援してくれる便利なツールです。
過去の解析結果との推移を比較しながら、サイト改善のアドバイスを表示してくれます。さらに、コンバージョンに至ったユーザーの行動データのみをフィルタリングできるため、よりコンバージョン率アップに有効となるデータ分析が可能です。また、キーワードを登録することで、キーワードごとのSEO効果も評価できます。
アクセス解析研究所
「アクセス解析研究所」は一般的なアクセス解析だけでなく、GPS座標を使ってWebサイトを訪問したユーザーの「居場所」も解析できるツールです。
気になるユーザーには名前を付けておくだけで、継続的に追跡することができます。また、Webサイトのドメインが異なっていても一貫して追跡できる「クロスドメイン解析」にも対応しているので、複数ドメインを使用している企業にもおすすめです。また、解析したデータは「Googleドライブ上」に永久保存できます。