5.全体プロジェクトマネジメント
デジタルコミュニケーションには、二種類あります。企業全体の理解を促すコーポレートコミュニケーション(CC)と、事業・製品の理解を促すマーケティングコミュニケーション(MC)です。
当社は、CC・MCのバランスが保たれたとき、企業全体を正しく表現できると考えています。幸い、一つのクライアント企業でその両方をお手伝いするケースが増えてきています。また、戦略・Web制作・システムの切り口でも、多様なテーマに取り組んでいます。
その結果、一つのクライアントでも、パイロットローカルサイト構築、グローバルサイトリニューアル、日本サイトリニューアル、UI改善、デザインリニューアル、ディーラーロケーター設計、サイト統合、セキュリティ改善、ブランドコンテンツ制作、長期全体戦略策定、コンテンツ戦略立案、事業部デジタルマーケティング戦略立案、事業部サイトリニューアル、SEO改善、ドメイン統合・移管、オウンドメディア運用、写真・動画撮影、Webマスター会議運用支援、担当者教育、ガイドライン策定、海外現地調査――と、広範な支援を展開しています。
これらのテーマは相互に影響し合い、10以上のサブプロジェクトが同時に走る場合もあるため、当社では全体を俯瞰したプロジェクトマネジメントを行っています。
当社の5つの特長は、10年の経験の中で少しずつ進化し、磨かれてきました。もちろん、もっと強化しなければならない部分もたくさんありますが、BtoB企業がデジタル活用を突き詰める際に必要なサービスは、そろったものと自負しています。
今日までこのように、BtoBにフォーカスしてきました。日々この世界の奥深さを感じるとともに、BtoB企業のデジタルコミュニケーション支援というサービスへの確信は、ますます強まりました。なかでも特筆しておきたいのは、MC系・業務システム系デジタル活用のご相談が増えていることです。CCを中心に発展してきたリアル企業のデジタルコミュニケーションにおいて、事業部が主体となったデジタル活用は、本格普及期に入りつつあるといってよいでしょう。
イントリックスは、創業10年目の今年をMC強化元年と位置付け、MC系プロジェクトに対応するためのスキル・体制の強化を図ることにしました。
「CC・MCの両方があって、初めて企業を余すところなく表現できる」との思いを胸に、引き続き努力を続けてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 氣賀 崇